ひとつの幸せ、ひとつの愛

　春めいた日が続いたので花たちがどんどん咲いています。
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
　スノードロップは、まだ雪が残っている早春に、１茎に１輪、釣鐘上の小さな白い花を下向きにつける花で、日本では「松雪草」と呼ばれています。内弁の先にはわずかに緑の斑紋が入っています。

　ドイツには、スノードロップが、色をほしがっていた雪に、自分の色を分け与えたことから、「雪の花」と呼ばれ、雪景色が残る山野に、他の花に先駆けて花を咲かせるようになったという伝説が残っています。

　また、降りしきる雪の中にエデンの里を追われたアダムとイブが、雪の中には花も咲かないと嘆き悲しんだとき、天使が雪にそっと手を触れ、そのとき解けた雪の滴から生まれたのがこのスノードロップだという伝説もあります。