ハーブで染める。

伊良部島ハーブベラ畑
畑のものたち。
アロエベラ

切り口から流れる黄色い液を、
気長に集めて染めます。
まだまだ、研究中ですが。。。
月桃

その名のとおり、桃色系の色に。
本来は根を掘り出して染めるようですが
茎でもじゅうぶん染まります。
コリアンダー

優しい黄〜灰緑色。
独特な香りは、染めたものにはまったく残りませんので、念のため。
スイートバジル

灰褐色のような、淡く落ち着いた色目。
スペアミント

コリアンダーと同系統の色。
やや明るめです。
島ニンジン

豊かに繁る葉で。
やや蛍光色のような、
緑がかった強い黄色。
ディル

アルミ媒染に銅を重ねて、
鮮やかな黄色の濃淡。
パルダマ

アントシアン色素ですが、
煮染めができます。
アルカリで、緑色にも。
ビーツ

鮮やかな赤色は、ベタシアニン。
布に定着させることは難しい・・・
フェンネル

淡い黄〜灰緑。
ヘチマ

若葉を使って、
きれいな黄〜緑色に。
レモングラス

アルミ媒染で黄、
チタン媒染で鮮やかな橙色に。
ローズゼラニウム

微妙な淡い色合い。
ローズマリー

媒染剤によって、
様々な色を見せてくれます。
無媒染では赤。奥が深い・・・
ローゼル

左写真のローゼルは主に食用。
肌色程度にしか染まりません。
染めには黒い品種を使って、
ようやくこのくらいのピンクに。
野のものたち。
ガジュマル

地面に向かって伸びる気根を使って。
もっと濃い小豆色〜褐色に染まる時も。
ギンネム

葉では黄色系、マメの莢で肌色系。
淡い、やさしい色です。
ゲッキツ

別名「オレンジジャスミン」。
花が咲くと柑橘系の香りが漂います。
沖縄では緑色を染める代表的植物。
サトウキビ

葉で染めれば黄褐色系。
収穫期、開ききる前の花穂で、
鮮やかな緑やピンクが得られます。
センダン

この木のエキスには、インフルエンザウイルスの死滅効果があるとか。
大きく育つ木の、若葉で染めます。
ゲッキツより落ち着いた感じの緑色に。
タチアワユキセンダングサ

嫌われ者の雑草だけれど、
カモミールに似た小花が愛らしい。
こんな白い花で、
驚くほど鮮やかなオレンジ色が。
パープルハート

栽培品種ですが、
野生化しているので「野のもの」の
カテゴリーに。
酸性抽出の花びら染めで、
パープルカラーを出しました。
フクギ

強い黄色は、琉球王朝の色ですね。
本来は樹皮で染めるようですが、
剪定された小枝で染めています。
マニラヤシ

熱帯っぽい、
お日様のような元気色に染まりました。





1.草木染を始める前に。

2.植物色素と、媒染剤。

3.草木染の基本工程。

4.南の島の染材と、色。


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4.南の島の染材と、色。


今までの染めの記録を、一覧表にしてみました。
植物の色素のコンディションは、季節や天候などに左右されるため、
まったく同じ色を再現することはほぼ不可能といわれます。
また、画像が実物の色を忠実に映している自信もなく・・・
おおよその色の傾向を示すものとして、ご理解くださいませ。