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2013年1月16日
平成のラジカセ音探索 ナショナル RS-457編
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メーカー(ナショナル) 機種名(RS-457)です。                                          

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このRS-457はデッドストック状態だった物です。コレがオークションで出た時は 同じ機種で数個が、まとめて(というか順次)出品された事を覚えております。まぁ〜最初の高値で落とされた完動品はゲットできませんでしたが、次のデッドストック状態なれど、箱から出して稼働させてみたらカセット機構のモーター動作音はするがカセット駆動は×という事だったので、分解経験がある人には、ゴムベルトを交換すればよいだけだし・・・というのはすぐに解る物でした。これまた結構な御値段にはなりましたが。

 

しかし美品である事は間違いなく、実際こうして傍に置いてみると素晴らしい状態であるので満足感は十分です。

 

基地に到着し、分解してみると やはり(あそこ)って事で、メインのゴムベルトを交換・・・・と思ったら、ベルトのほんの一部だけがモーターのプーリーに固着してるだけでした。そこを切り離して何のことなく完動となりまして、肝心のゴムベルトも まだ使えると判断し、今に至ります。

 

コレをゲットする前に ジャンク状態の物を分解修理で前もって調査してましたが、ナショナルが初のステレオ・ラジカセ機として出したコイツは 中身も結構ギッシリ状態です、カセット機構部分までの解体には80年代後期のステレオラジカセの分解のようには・・・・・楽ではない部類。

 

さて、音の方ですが コレにはステレオ・ワイドポジションがあるので、FMラジオをワイドステレオにして聴いてみますと・・・・・・確かに音は広がるんだが、広がって薄くなるような感じでFMラジオを聴くには向かないポジションです、ラジオは普通にステレオポジションで聴くのがベスト。

 

これがカセットでの音楽再生でとなると(私のアンティーク・ラジカセでのカセット再生音調査の基準は別の項で書いてますので、それ参照してください)ワイドポジションも なかなかいけます。

ただし その音は あくまでもステレオラジカセ初期らしい音で、有名な他のステレオラジカセ達との比較では、どうしても一歩下がります。ですがナショナルらしい真面目な音ではあるし、それなりに味もあるし、コレがデッドストック状態の奴で音を確認できたのはラッキーだったでしょうね。

 

コレが世に出た当時はラジオを聴く!のが中心だったと思いますが、それがAMラジオの場合、やはり一番力が求められるのが 電波受信力ですけど、コレはたまに見る他のジャンク品であれども異常にAMラジオの受信性能は高い奴が結構残ってます。

 

世に出てからもう およそ40年・・・・・それでも現在 ラジオを聴くと今のラジオとは違い 性能の高さが音に出る、みたいな鳴り方をします。ただジャンク品はその受信性能も 聴いてる内に徐々に無くなっていきますし、特にFM放送に関しては すぐに40年の時間を思い知らされる場合が高いです。

 

私が若い頃、特に10代だった頃にコイツのフェイスを見ても 欲しい!とはいかなかったと思いますが、オッサンになりコレをみると ステレオ音として音響拡散を狙ったであろう外側になるほど徐々に横に向いてる縦格子のスピーカーネット顔もなかなか味があります。

 

ラジオさえ、それもAMだけ聴ければ良くて インテリアポイントとしてアンティークラジカセが欲しい方には 外装の案外綺麗なジャンク状態の奴ならお勧め致します。

 

音の良いラジカセは重いよ!と言われますが コレは見た目より 持ってみたら、結構ズぅ〜ンと来ます。

Posted by m55qe at 23:41 | Comments (0) | TrackBack (0)
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