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2013年1月17日 |
平成のラジカセ音探索 ビクター RC-S7編 |
ビクターと言えば オーディオの世界でも国産の他社とは少し違った側面というか・・・・・違うアプローチ?とでも言った方がいいかもしれませんが、それが一般的には認知され難い・・・・それで せっかく良い物を造ったのに歴史に埋もれてしまう・・・そんなイメージが私にはあります。
本宅リビングで使ってるミニコンポは 本宅をリフォームした際に新調したビクター製で スピーカーのコーンが木製(ウッドコーン)の特殊な奴、それも今でも続くシリーズの中で一番最初にできた物を使ってます。それがもう素晴らしい音なのです。
さて、この小型に位置するRC-S7ですが 私はラジカセを収集するようになるまで一切、その存在も知りませんでした。大型のステレオラジカセでRC-828などは昔、見た事もあったんで知ってましたが。この小型系のシリーズには RC-S5、RC-S1などが在るようですが、メタルテープ対応等が可能なのは RC-S7だけみたいです それとRC-S7は 他のラジカセのように電源のコードは他の奴と同じような物で流用できるのですが RC-S5になると ちと?独特みたいです。それも又ビクターならでは・・・ですかね。
ビクターのラジカセは より拡がるステレオ感を出す為のステレオワイド機構を(バイホニック)と呼んでいますがRC-S7にも付いています。コレを入手する前に大型のRC-828を入手してから整備してカセットをバイホニックを効かせて聴いてみましたが、それはそれで独特の拡がり感で良かったんですが、小型のRC-S7で バイホニックを効かせて聴いてみると 小型ラジカセゆえに不足しがちな部分を十分に賄うというか・・・・・ドンピシャ!で嵌ってきます。ただし、小型ゆえ重低音とかは期待するのは酷なので 他の小型ラジカセも含めて そこはご勘弁願う事に。
他社の中型級のラジカセでステレオワイド機構付きの物と聴き比べてみましたが音の拡がり感は 下手するとRC-S7の方が中型機を食ってしまうかのようでスケール感満点となります。手狭な部屋で昔のビクターのラジカセを持ちたい!と思うなら、誰が見てもラジカセらしい大型のRC-828より、置ける場所が色々と楽しめる小型のRC-S7の方が部屋のアレンジもしやすく、音もきっちりと楽しめるし これで良いと言えます。私の中で(音)という点では、小型ラジカセ達の中で明らかに【隠れた名機】でした。
小型のラジカセの中で、スタイル的に誰が見ても今でも通じるスタイルで、センスのよいシンプルなデザインならSONY CFS-10なのですが、RC-S7と正面から見た大きさを比較すると CFS-10はRC-S7のカセットと両側スピーカーの位置と 上のチューナー表示・操作部分との間の青い線の所でCFS-10は収まってしまいます。つまりRC-S7はCFS-10の1.2倍?くらい高さで大きいのです。
RC-S7は、その部分のセンスで(十分にシンセサイザーチューナーらしくシンプルに操作ボタンも上手く配置してるのですが)並べるとCFS-10に負けてしまうのです、まぁ〜音と言う点でスタイルを少し損してるけど、音ならCFS-10には負けませんよ!という・・・・・・・意気込みが これがまた聴いてみないと解らないゆえ、非常に残念ではあるのですがね。
私はコレを運よく中身もちゃんとした奴(それも価格高騰無し)で入手できましたが、最近はオークションでもなかなか見かけません、もし?見かけたら・・・・・もう一台(ぜひ!)私も欲しい、そんなラジカセです。 |
Posted by m55qe at 15:12
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