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2013年1月20日
平成のラジカセ音探索 ビクター RC-M90編
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(メーカー名)ビクター (機種名)RC-M90です。

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ジャパン製アンティーク・ラジカセにおいて、超大型類で有名種、現在でもジャンクで出品されようと、少々傷が多かろうと、カセット不動であろうと・・・オークションにおいて高額即決額が表示されようと、ほとんどすぐ落ちたり、競合しても最後は高値で落ちる・・・みたいな(そんな状況かな)。

 

ま、アンティークラジカセに嵌ると 経済的には苦しいけど(笑)通らないといけない関門というか・・・・そんな機種。

 

なぜ?そんなに人気あるんでしょうか・・・・・それは、音を聴けば解ります。他の大型種に見られたようなワイドステレオ機構は無いのだが、コレそういう物は不要です!と言い切る【だけ】の事はあるようなRC-M90。大型スピーカーなれどもトータル的に音のコーディネートは非常に良く、パワーも非常にあって、一昔前のオーディオコンポ的な音+味付けの上手さがあると思います。

 

補足ですが、コレよりも背は低いけど奥行はデカイ パイオニアの超弩級ラジカセSK-900が醸し出す音が 同じようにコンポ的な音(現在のミニコンポ的)なので 比較したらどうなんだ?と言われたら、スピーカーの方式の違いでしょうかRC-M90の方が正統的なアンティークラジカセとしての構築とでも言いますか、音のイメージとして よりラジカセらしい音と言えるでしょうか。

 

聴いててパワーもあるし、より上質だし、高額機種として所有して満足感も十分にある・・・そういう超弩級ラジカセ類でも なんとなく楽しい感があるのは やはり+味付けの部分なのかもしれません。

 

ただ一つ残念なのが 電源コードを繋ぎ、大元の電源スイッチをオンにした時に かなり大げさな(スイッチ!入りまぁ〜す!)というかのような ガチャン!という音がするので高級感を一瞬損なう部分。その後は・・・・・当時のこういう機器類として ごく普通に粛々と進みますけど。

 

カセットの音を聴くと メタル対応なのでメタルテープは無論の事ですが ノーマルでもクロームでも CDから それなりのオーディオカセットデッキにおいてバイアス調整して きっちり録音されたカセットテープを RC-M90で再生すれば高額機を証明するように、艶もあり良い音で鳴ります。

 

これくらいの大型機になると 正面から見たカセット窓の位置を左右から等距離のセンターに配置するよりも、センターラインから少しオフセット気味に配置してカセット操作ボタン(キー)を横に配置しているこの姿、左右スピーカー間の部分は ちょうどミニコンポ的な上からチューナー・アンプ・カセットデッキを縦に積んだような形にも見えて、私の世代的には違和感もなく大型化を受け入れられるのかもしれません。

 

現在、RC-M90を手に入れるのは 一般的には経済的にかなり困難を極めますが、キッチリと専門業者さんで整備してもらう(かなり高額となりますが)か、整備され販売される高額品を所有するか・・・結局同じ事だと思うので、ぜひ!欲しいなら 自分で変に内部を開けて手術しないで、素直に購入した方がいいかもしれません。

 

存在感抜群で、ある程度ラジカセを知ってる人には おぉ〜!良いじゃないですか!と言われ、音を出して普段使いしても音も良く、楽しめる・・・・・超弩級ジャパン製アンティーク・ラジカセならどれを?と言われたらコレで良いと思います。

Posted by m55qe at 13:19 | Comments (0) | TrackBack (0)
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