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2013年1月21日
平成のラジカセ音探索 SONY CFS-10編
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(メーカー名)ソニー (機種名)CFS-10です。

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小型系で横長スタイルのオシャレなステレオラジカセといえば、当時はSANYOのU4が先端を切ったように思います。

 

当時としては小型であるがゆえに低音は不足して当然で、音も高性能が滲みでるような鳴り方はしなかったと思います、しかし今見てもU4は十分にオシャレであり、気軽な聴き方をするにしても ある程度の音を出すには これくらいの外寸は必要だったんだろうと思いますが。

 

さてSONYとしては そういう小型・横長ラジカセニーズに後発で乗り出すのですから、当然のように高性能(らしさ)を全面に出して、現在しみじみと眺めても 小型ステレオラジカセでは1のシンプル・メタリック・スタイルでセンスいいな〜と思ってしまう奴をだしました。それがコレ、CFS-10  【別名メタル365】。

 

収集し始めた当時でも ジャンクでありながら外装さえ良ければ、かなり高額でしかオークションでも落とせなかったので 結構な個体数を得るには経済的にかなりキツカッタです。

 

CFS-10は定番修理部分があり、スピーカーのウレタンエッジが経年変化で ほぼ100%劣化して そのままで鳴らしてるとスピーカーは(あの世)に行きます。それを修理する為に写真で言うと スピーカーの前面のスチール製のネットを外さないといけませんが、それがネット自体のスチール製凸部を裏側、数か所で曲げ止めしてあるので、それを外す為に曲げて動かすと・・・・スチール製がゆえに早期劣化する場合が多く、ウレタンエッジ修理後に再度スピーカーネットを元のように組み込もうとする時に 素人には難航(苦行)となります。

 

他のメーカー製なら ラジカセ本体の裏蓋を外して、基盤類を外してアクセスすれば、スピーカーは裏側から本体に止めてあるネジを外せば あまり苦労なく取り出せるのが多いのですが、コレは本体に前面からネジ止めしてあるという部分が解体時には一番(なんで?)となるかと。

 

ラジオ部はシンセサイザータイプなので、これがイカレテルとなると 私のような素人修理人にはアウト(爆)。まぁ〜イカレテル部分が ラジオは聴けるけど UP、DOWNボタンで選局したラジオ局を、7個のメモリーボタンに保持できない状態だとかなら?特に手当せずともラジオ機能は使えるので 毎回聴く時に面倒ながらも、そこは自分に(アンティークなんだと)言い聞かせて使えますが(笑)。現在の私所有のCFS-10は無事にメモリーされてますので 今の所はセーフ。

 

で、カセット部ですが これもモーター関連ゴムベルトの交換までには行きついても、問題になるのが【カセットテープを再生させようとすると キャップスタン部は動いてるのに テープを巻き取る側の軸が回らないので、結果としてテープが絡んでしまいます】の部分。軸の巻き取りの為の駆動部は他のラジカセの場合、厚みのある真円型ゴム製の(アイドラー)を再使用可能なように磨くとか、何かで代用(一部のアイドラーは水道蛇口用の平パッキンで可能な物もある)するかですが、このCFS-10の場合はメインのゴムベルトと同じ系列のゴムベルト(外径Φ18)で代用しました。そのアイドラー部はメカ部を全部解体しなくても 一度開けてみると あぁ〜ココかと解りますし、アイドラー部だけを取り出す為のヒントは一時停止操作ボタンを動かしてみると稼働してる部分を見事に外せれば簡単にアクセスできます・・・・・ただし この一連のカセットメカの簡易解体を上手く実行可能になるには やはり1機は潰すつもりで構造確認しないと素人にはキツイかもです。

 

さて、音の方ですが・・・・・私が他のラジカセでは 修理部分の解説はあまりせずに すぐに音の評価をしたのに(爆)CFS-10については ちと解体修理時の経験を書いたか・・・

 

CFS-10はチューナーの性能も良く、カセットの音も良いです、それもSONYらしい硬質ですし 誰が聴いても満足はされるでしょう。ただ私個人としては、他にコレよりも【音】の面で欲しくなるラジカセが 収集して聴き始めたら意外と多かったのです。

 

それでも?私はCFS-10を数機(予備機も含めて)保持してるのは、ラジカセ姿としての美しさの面でどうしても外せないからでしょうか。小奇麗な部屋の窓辺にCFS-10があり そこから音楽が流れる・・・・・それがホントに絵になるのです。

Posted by m55qe at 23:03 | Comments (10) | TrackBack (0)
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Comments
<div style="display:none">fjrigjwwe9r2mt_comment:comment_text</div>おはようございます。う〜んどうしよう、どうしよう、CFS-10落札してしまった、という状況です(笑)。
とりあえず、ファンテックからスピーカーエッジと接着剤は買った、千石電商からカセット用のゴムベルトは買ったという事で、準備は整えております・・・
他の機能に問題が無ければ良いのですが、これだけは来てみないと分からない部分もありますので(出品者のチェックは、あまり当てにならない部分もありますし)、さて。

  Posted by: 金子 at 2014/09/09 10:58:25
<div style="display:none">fjrigjwwe9r2mt_comment:comment_text</div>金子様、おはようございます。小型ラジカセのスタイル1にクリック(笑)してしまいましたか。

まぁ〜・・・・魅惑な奴には違いありませんよね。この機、アイドラ部のゴムが意外と元気なままの物が経験上1機ありました。だからメインゴムベルトΦ45×1.2とカウンター用のベルト(サイズは度忘れしましたがΦ55?程度じゃなかったかな)だけ交換してカセット聴けた事があります。

音の面ではBASS TREBLEのどちらかが、ツマミをスライドさせても音の変化が鈍い奴が結構多いですね。

金子様の場合は その他基盤類上も色々と手を入れられるでしょうから、音の面でクオリティーアップ!!な事 期待できます(笑)じっくり手当してくださいね。
  Posted by: 榊屋管理人 at 2014/09/09 11:17:22
<div style="display:none">fjrigjwwe9r2mt_comment:comment_text</div>CFS-10、来ましたが・・・う〜ん、カセット部が取り出せない。裏ぶたもボリュームなどのつまみ類が外せない・・・
フロントパネルまでは外れましたが、その先が何ともならず、困っています。ベルト交換だけはしたいのですが・・・
ご教授いただけると幸いです。
  Posted by: 金子 at 2014/09/11 19:05:27
<div style="display:none">fjrigjwwe9r2mt_comment:comment_text</div>金子様、こんばんは。先程メールにて 写真添付して説明をした物を送りました。御参考になれば良いのですが。一度CFS−10の解体をすれば(あぁ〜なるほど)と(笑)思って頂けるんですがね、御健闘祈っております。
  Posted by: 榊屋管理人 at 2014/09/11 21:02:08
<div style="display:none">fjrigjwwe9r2mt_comment:comment_text</div>管理人様
本当にありがとうございました。何とか分解して、直ったかな?という感じです。

このラジカセの特徴に「外部マイクジャック(ステレオ)が無い」というのがあります。これだけコンパクトで高性能なら、当時は生録用途と考えた人が結構いるのではないかな・・・
ワイヤレス・ステレオマイクを使えばいいのですが、FM WIRELESSスイッチってそのためにあるのでしょうか(笑)。

スピーカーのエッジを張り替えた結果・・・音質のBASSがまともに効くようになりました(笑)。交換は手間ですが、このモデルを修理する場合はエッジ交換とベルト交換は必須ですね・・・いまさらながら。
  Posted by: 金子 at 2014/09/17 13:25:43
<div style="display:none">fjrigjwwe9r2mt_comment:comment_text</div>金子様、無事に修復できて良かったです。このCFS-10が小型機なので低音の部分でキツイ面もあるけどそれは了解済み。時間が経過してるアンティークがゆえに、BASS部の利き具合に個体差もあり、エッジ交換の100%必要性もありますし・・・・されど手が掛かるだけに出来上がった喜びは格別ですよね。

今後は外装面と内部面で、ワンオーナー品で特に手荒な事もされてない極上のジャンク機がでれば・・・・また高騰するかもしれませんね。

とにかく、たまに小型機で硬質なSONY音(爆)を聴きたい時にはこれが一番ではあるようです。
  Posted by: 榊屋管理人 at 2014/09/17 14:01:44
<div style="display:none">fjrigjwwe9r2mt_comment:comment_text</div>はじめまして。先日、ヤフオクにて念願のCFS-10を落札、修理を試みようとしてる者です。(CFS-10は、まだまだ高値ですね〜。今回は、なんとか一諭吉以内で入手)電源OnOK、ラジオOK、カセットモータ動作OK、さらに開腹して状況を確認、やはりSPのエッジ、ベルトなどは、情報どおりでした・・・。が、各Web情報などの写真にあるSPの裏手にあるべき?白い吸音材ガラスウールが今回のものにはなかったのですが、これはないバージョンもあったのか、それとも過去いじられた証拠なのか(戻すのを忘れたものなのか)?もしお分かりでしたら、お教えいただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。

  Posted by: yama at 2016/03/09 10:05:46
<div style="display:none">fjrigjwwe9r2mt_comment:comment_text</div>yama樣初めまして、ではメールの方でも私の方で解ってる部分を返信致しますね。過去10台ほど解体しましたが、この機ではスピーカー裏のグラスウール類の吸音材は全て無かったと思います。吸音材を詰め込むスペースもほぼ無いので、元来のオリジナル機でも無いのでは・・と思います。
  Posted by: 榊屋管理人 at 2016/03/09 10:21:58
<div style="display:none">fjrigjwwe9r2mt_comment:comment_text</div>アドバイスありがとうございました。さっそくこの土日、意を決して大手術に取り組みました。初日は、解体と洗浄・清掃・スピーカエッジ交換など、2日目にデッキ部の分解・清掃・ベルト交換など実施。各種サイトの情報を頼りに執刀、無事ほぼ再生までこぎつけました。カセットテープからの音が出たときは感動ものでした。レベルメータも元気に上下して、手持ちの30年物のカセットでしばしノスタルジーに浸りました。感謝!!でも少々疑問点が・・・。ひとつは、情報にも若干あったのですが、低音・高音VOLがあまりにも変化がなし(あまりというより全然変化なし)なのですが、これって正常なのでしょうか。また今回スピーカエッジを交換・貼り付けしたのですが、新しエッジが内部の金属のケース(ふた?のようなもの)に当たっておさえられていうような状態になってしまっているのですが、正常なのでしょうか。まだ、手術があまいのでしょうか。もしわかりましたら、お教えいただければ幸いです。
  Posted by: yama at 2016/03/14 18:04:23
<div style="display:none">fjrigjwwe9r2mt_comment:comment_text</div>yama樣、では解ります範囲で、またメールにて説明を致しますね。
  Posted by: 榊屋管理人 at 2016/03/14 19:45:56


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