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2013年1月27日
平成のラジカセ音探索 パイオニア SK-900編
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(メーカー名)パイオニア (機種名)SK-900です。

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私の場合、裏側にて中央のアンプ〜チューナー〜カセットデッキのコア部と両脇のスピーカー部がスピーカーコードで繋がっていて、その製品販売時のPRでは スピーカーを本体から外して(分離して)左右の音源感覚を広げて聴く事も可能です(よりステレオ感が増します)とかいうタイプの物は 私個人のステレオラジカセコレクションでは(収集外)となります。

 

やはり私の感覚では スピーカー部が本体と外殻の一体化してるモノしか なんかラジカセの空気というか、イマイチ物欲に訴える部分がないのです。

 

さて そういう意味で超大型機では 事実上外殻寸法的に最大の許容量というか(笑)。音の面でも、ぜひ一聴しないといけないSK-900。

これよりも背が高く、音的にも かなり満足な超大型ステレオラジカセとして、ビクターのRC-M90があり、比較したら外殻寸法的には正面からみての面積(デカさ)はコレは約半分です。

 

このSK-900が他の大型機と一番違う部分が寸法で言うと(奥行)。私がコレを現在のミニコンポ的な音なので・・・・と言う部分は、奥行の長さにも原因があるのかもしれません。その奥行でスピーカー部の音の向上を狙う機種は その後 ほとんどが今のミニコンポスタイルのように スピーカー完全分離型となってしまいました。オーディオ機器を数十年聴いてる身としては その方式がより音質向上の為とは解ってはいるんですが、あくまでも(ラジカセ)の造形美としては そこからもう違う物となってしまう感じが どうしても・・・・・・・ね。

 

中低音域の分厚さという部分で 同じパイオニアのSK-95とは違う主張がありながら やはりコレの音は素晴らしく、6連グラフィックイコライザーでも音の変化・効果での好み対応も幅が広くできて音の面では アンティーク系ラジカセとしては トップと言われても納得でしょう。

 

高音質だと言われるラジカセは ノーマルカセットテープでの音楽再生でも ある程度の質感を出しますが、グライコの効き具合もあって あえてコレで、ノーマルカセットで聴いてみたくもなります。

 

音の拡がり感という意味で ワイドステレオ機構が付いてる大型ステレオラジカセでの雰囲気を好まれる場合は あまりにオーディオ的に実直に高音質に向かったSK-900の音は 拡がり過ぎない正統的なステレオとして素晴らしい音なので(面白み)に欠けると取られる可能性もあり。

 

奥行がある大型機だけに 部屋にセッティングする時も 場所が限定されてしまうのも弱点ですが、なにより(音)が優先な方には それはスルーでしょう。

 

数台、コレも中身分解〜修理で扱ってみましたが、当然のようにFM放送の流し聴きでも 性能の良さは実感なのですが、あまり取り上げられない部分で この機はAM放送の受信性能も他の大型機より 一つ抜けてるように感じます。

 

カセットメカ部は現在、この機に限らずですが 例のパイオニア独特のモード切替部分が上手く動かないと メインのゴムベルトを替えても、カセットはテープだけ走って 再生音は鳴らない状態になります。この機は修理挑戦してみると、意外とカセットメカへのアクセスまでは難しくは無い方です。ただカセットメカ裏に2重になってる基盤を外す時に 気を許すと(あっ!)と・・・・・あとの祭り状態になるので(爆)お気を付けください。

 

なお、正面からみて 左上部 上面に外殻に熱を逃がす為のスリット状の開口がありますが、分解して 仮組みの状態で試運転してみると解るのですが、コレはかなり電源部が熱くなります。音も良いし出力もあるので、それだけ電気も多く食ってる証拠かもしれませんが。

Posted by m55qe at 12:12 | Comments (0) | TrackBack (0)
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