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2013年2月4日 |
平成のラジカセ音探索 ナショナル RX-7700編 |
昔 カタログ・雑誌の写真、それでしか観る事がなかったラジカセ達。
どんな音がするんだろう・・・・・そして今聴いてみると へぇ〜こうだったんだな。という今の私のラジカセ温故知新活動。アンティーク・ラジカセ収集〜解剖〜できる限りの素人修理〜外装の清掃〜カセットテープで音楽を聴いてみる・・・の趣味もだいぶ過ぎました。
その中で どうしてもコレだけは最初から、音というより どうしても欲しかった!というのがナショナルRX-7700です。ちなみにメタルテープ対応機ではありません。
超弩級大型ラジカセの中でも 近未来的な姿というか 当時の雰囲気で先進的・高級姿で言えば 同じナショナル機なら RX-7000やRX-7200、または最後の大型代表でRX-5350が上だったかもしれませんが、私には、あくまで純粋に高機能顔を真面目に表すというか、ツマミの配置がもう 整然としてマシーン美としては最高なRX-7700は 例えば大艦巨砲時代は過ぎてるのに?それでも戦艦としては 訴えてくる姿が男心を打つというか(笑) ま・・・戦艦大和も好きではあるんですが。
さて、よくある輸出仕様のラジカセならラジオ部分はFM、AMだけでなく、短波(SW)も帯域は全て網羅のラジオスケール機はありますが これは国内仕様でも ちゃんとSW1〜SW3までカバー。
そして そのラジオスケール内に 収められ並んだアナログメーターも 左右用の2個と専用のチューニングメーター1個の 計3つ(トリプルメーター仕様)。
外装上に 使う時はボタンを押せば UPして出てくる左右のマイク・・・・・そういうので姿的には当時の雰囲気としては これ以上精密さは無かろう?(爆)みたいなアプローチ。 外寸としては奥行もかなりあり、またフェースも基本が直線基調なので ザ!マシーン感は満点です。
まだこれはじっくり解剖して カセットメカも修理して・・・・の作業はしてません、たぶん 後日ゆっくり 本当に楽しみながらやろうと思ってます。と言いながらも 数年前、一応収集数 全4機の内、1機だけは中を開けて清掃も簡易なガリ取りもして試聴はしてるんですが。
開けてビックリ玉手箱・・・ならぬ(爆)コレも ナショナル超大型機RXシリーズの多くが、そうであるように スピーカー部の裏はスカスカであり、はっきり言って?外寸的に この奥行寸法はどうなのか・・・みたいな感想はあります。
ただ スピーカーの裏に色々詰め込むと 基盤上の電子部品への影響が・・・・・なんでしょうね、基盤類は その外寸奥行スペースを使った横置きで、左右スピーカーの上の位置にあります。
で、カセットも動く奴だったので 音を聴いてみました、はっきり言って 当時14万円弱の定価だった機として期待する・・・・・・ほどの高音質かと言われると 苦笑してしまいます。
しかし それも他のメタルカセット非対応時代の高音質系大型機を 聴いてるが為の感想でありまして しっかりした真面目な音です。ステレオワイド機構はありませんが ある程度音量を上げる事が可能な部屋でないと 大きな容量の躯体スペースを使った音の堪能は難しいでしょう。
どちらかというと このRX-7700は、ラジオに力が入ってる気がします。私としては もう少しカセット部にも力が入ってて欲しかったかな・・というのが音の面では正直な感想でした。
ですが この姿には圧倒的な旧型マシーン臭で他を寄せ付けない部分がありまして、そういう意味で人気はあるでしょうね。
なお両側側面の細いシルバーの線が上部〜前面サイドを縁取るイメージは ナショナルラジカセ・ステレオ1号機である RS-457をイメージしてるようです。大きさは違いますが 並べてみると そういう部分に当時のスタイル考も感じられます。
このRX-7700は RX-7000、RX-7200とは別の意味での高級品だと思いますので、当時購入された方々も 大事にされた方が多いようで、ジャンク機と言っても 外装は かなり美しい姿の場合が多いです。ゆえに オークションでも外装が、それなりに美品となると高額になりますが・・・
いまだに 安く落ちる事は無いようですね。 |
Posted by m55qe at 15:10
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<div style="display:none">fjrigjwwe9r2mt_comment:comment_text</div>M.T様、貴重なコメントありがとうございました。中近東モデルという生い立ちだったんですね・・・・・ラジカセの謎の一部を覗けた感じです。
Posted by: 榊屋管理人 at 2013/12/30 15:13:53 |
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輸出直後に、当時はじまりかけていた大型ラジカセに対応しようと、ほとんど手を入れずに「日本・北米・ヨーロッパ用モデル」として、無理やり(営業がお手軽に?)転用したモデルです。
普及(中級)ステレオの中身を、電池で動くように変更して、ラジカセの中に押し込んだだけですので、ラジカセというには、色々と不自然な点がたくさんあるはずです。
そういった事情で、それ以前のラジカセ、それ以降のラジカセと、連続性がないと思います。
Posted by: M.T at 2013/12/29 23:27:17