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2013年5月9日 |
ハーフサイズ・カセットデッキの事実上最高のアンティーク品(だろう)Lo-D D-5M |
昔のカセットデッキといえば 国内オーディオ系カセットデッキのサイズは パイオニアなら420oとか ヤマハなら435oとか、ややどっしり系の奴となると ハンドルが両脇に付いて480oとかね。
統一メーカーでコンポを組むなら チューナー、アンプ、デッキ等の横幅は同じになるので 別に意匠的にも破綻は無いのだが、自分なりの性能評価で、このメーカーのチューナーと あのメーカーのデッキと・・・・と組み合わせてみると横幅は、ほんの数ミリ若干の違いがあったりして、それが神経質な人間には そこなんとか、ならんもんでしょうかね?と思ったりしたような若い頃(笑)
今になってみると サイズの違いも又 アンティーク感にとっては味にもなりますし、それより音が昔以上に大事になったような。
高性能カセットデッキを オッサンになった数十年後に色々と収集してみて・・・・・・・・そりゃ?ナカミチやソニー、アイワ、パイオニアのデカくて、どす黒いCT-A1とか(笑)、30数年前の20万円越え級で揃えるのもマニアにはたまらんのでしょう・・・・・しかし あの当時の現役機が 今もなお 当時の現役性能で動くなら良いのですが、それができない現実があり、又機械の専門家でもない素人には 動くだけで涙モノ(爆)じゃ〜 そう長続きもしない趣味となりそうでね。
で、色々と自分なりにベストを尽くす中で この(日立)Lo-D D-5Mを 数年前にデッドストック状態で入手できた時は ホントに嬉しかったのでした。
当時のコレは ミニコンポの一員としての登場なので、一般のデッキよりも横幅が狭い ハーフサイズなんですが、中身は、立派な単体カセットデッキとしても十分な物で、値段は34年前で定価が75,000円というから、実は高級品的立場ですね。
かれこれ製造されてから34年ですか いくら?デッドストックとはいえ 中のゴムベルトは逝かれてる訳で 解体してみてベルトを替えて・・・・・・おぉ〜!音も素晴らしくて ローディーらしい 中音から低音の独特な分厚い重みというか、コレ、メタル対応前の製品だけど クロームテープで もしかしたら?ソニーTC-Kシリーズより味は上かも!とか思えてね。
しかし ストックされてた状態が 今一歩だったようで テープをしばらく再生していると ボリボリと(爆)うめき声が出てくるのですね・・・・・・ま〜とりあえず ベルトだけ替えて とにかく動くだけの状態にしたまま・・・・・今に至るので、今後又調整すると思いますけど。
で、外装は無論 究極に美しくて ハーフサイズなれど とにかく重く 存在感は非常にアリまして、アナログメーターの表情もよく この後の同じような機は、アナログメーターでは無いので このD-5Mの価値は 一層増すように思えます。
しばらくして コレの中古品がオークションに出たので もう一個くらい在っても良いな(爆)と落として・・・・・名目はジャンク機ですが 一応電源繋いでみると・・・・あれ?完全動作品です(笑)
しばらくテープ再生してみましたが デッドストック品のような うめき声もしませんし、ヘッドも全然使ってないかのような美しさで 音も良し(ラッキー!)
外装は それなりの程度と言えますが それでも さほど乱暴に扱われた経過が無いようで 若干の汚れ程度なので 中古としては十分納得可能でした。
このハーフサイズ(今でいうミニコンポサイズ)のカセットデッキと 昔のアナログチューナーを組み合わせて アンプは今の超小型サイズのデジタル系アンプに繋いでみたりすると 部屋のアクセントには 他では得る事のできない雰囲気を出せますね・・・・・・
今の変に曲線美第一のミニコンポ系よりも 直線基調のカッチリしたアンティーク型で カセットデッキも 実力を備えた上で 他とは違う奴を・・・と思う方には このD-5Mは実機をみたら 欲しくなると思います。
なお当時のテクニクス等にも これらハーフサイズ・ミニコンポの一員系デッキはありますが あまり人気は出ないようです、オークションでも 値が付くのは?Lo-Dの音を知ってる かつてのマニアがコレには手を出すようです。
カセットデッキが欲しい・・・・今、新たにそう思う若い人で 悪い意味ではなく、今の(ドンシャリ)音よりも もっと腰の据わった(ドンシャリ)のコレを聴くと 驚かれるんじゃないでしょうか。 小型サイズのデッキ、選択肢はありますが 結局?コレに落ち着く方は多いのではないでしょうか、と勝手に思ってます。 |
Posted by m55qe at 22:38
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