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(メーカー名)ビクター (機種名)RC-717です。
fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text_more 以前、5台で1000円程度のジャンク機まとめ売りで入手した1台に外装が本当にボロボロのRC-717がありました。自分としては外観的にはあまり興味のある機ではありませんでしたが、ついでにそのボロボロ機を解体して、できる限りの修理で音を聴いてみて、ラジオ面のコノ時期のラジカセのしっかり感は十分に理解できたのですが、カセットの音は良い状態では聴けず、まぁ〜こんなもんだろう・・・・で終わっておりました。一応ラジオの流し聴き用には使えるので、いつか外装面で使えるモノがゲットできたら、2個イチにしようと思ってました。今回、中身はともかく外装面で使えるRC-717が安くゲットできたので、2個イチにして完成。ラジオ基盤は元のボロ機のモノが程度は良く、またその他の小さな操作部品等もボロ機のモノが割れもなく使う事になり、写真の状態にまでできました。今度はカセットメカもヘッド部も状態は良く、ベルト交換とメカ清掃後(コレはクロームテープ対応ではないので)ノーマルテープで音楽を鳴らしてみました。全体的に音の拡がりはステレオワイドにしても拡がり過ぎる事もなく、又通常のステレオで聴いても実力はあると思います。ただステレオラジカセ初期時代の機にあるモノラル機から、あまり進化してないかな・・という面はありますね。音のしっかり感はあるのでアンティークとして受入れができる方には、味は堪能できると言えます。逆にラジオ面では、当時各社が競ってたモノラル機の受信性能の良さが、そのまま感じられてラジオの流し聴きが主流の方に、より御勧めはできるかもしれません。
ギミック的には左右のマイクの位置が下のレバーで前面〜側面に移動できて面白いです。
解体してみると、この時期のラジカセが強度的に、スチールを使うとより強固な部分に、ちゃんとスチールが使ってあるのが理解できまして、数十年後の今になって修理補修をしてみる場合、ステレオラジカセも後期のモノと比べると、外殻的にメーカーの力の入れようが解りますし、当時の設計者の善意というか?感じる事ができます。
それとコノ機は、アンプ基盤やカセットメカ部分とラジオ基盤部がはっきりと区分けしてあり、アンプ部と繋ぐケーブルは細長いソケットの抜き差しだけであり、チューニングダイヤル部も共にネジ2本外せば、そのままそっくり取り出す事が可能なので、2個イチにする場合、ラジオチューナー基盤交換をしたい人には容易でありがたいです。
実際に使ってみると各種操作ツマミも扱いやすく(ただ個人的にはラジオのチューニングが右側面ではなく右側上の位置は直感的にもどうかと思いますが)、見た目で決めてないのは理解できますが、全体的にフォルムに洗練された感が無く、人気はいまひとつとなるのでは?という感じでしょうか。
解体して〜手直しして〜組上げて、その途中の経過を楽しむのが好きな方には、手軽で良い素材ですね。
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