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DENON DR-M27HX（ジャンク品）をハードオフにて取得
fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text_more 以前、DENON DR-M3（デッドストック）を開封し試聴した事を記事にしてから、本当に？デンオン製（世代的にデノンではなく、あえてデンオンと書くが）カセットデッキが、以降もコレくらいの音なのか・・・を想う所がありました。無論DR-M3の上であるDR-M4辺りを聴いたら？また違う印象なんでしょうけど、そう上手くは入手できませんし。で、ハードオフ散策してたら、DR-M3の5年後？くらいのデンオン製デッキをジャンクですが見つけました。他の方々もネットで記事にしてあるように、基本的な性能面等は記事があるのですが、他のデッキに比べて修理面での詳細な記事は少ない感じです。正面から見た感じはこれがデンオンだ！という顔ではなく、80年代後期の他のメーカーと同じで一般普及機らしい似たようなフェィス。基本性能も当時のカタログ内容から見て、しっかりとした3ヘッド系の内容ですが、素人が修理調整するには実際ハードルが上がるクローズドループデュアルキャプスタン方式。基地で開けてみるが、弄られた感じは無くゴムベルトもまだまだしっかりしてるようです。そして他の方が指摘されてるコノ機の要所部を見ますと、黄色線で囲んだ部分のゴムは劣化はなく、カセットを入れないままカセットを感知する部分を指で上げて、再生・早送り・巻戻しの動作一連をやりますが問題は無いようです。ですからある程度ヘッド・その周りも清掃してテープ入れて動作してみます、試験動作用の（どうなろうと構わない安い使用済み）46分テープは何事もなく動き、音も違和感ありません、録音もしてみましたが、ちゃんと綺麗に録音されて再生も可能・・・いったい？ジャンク部分はどこなんだ？（爆）
入手時の上蓋部分にはデッカイ当時の販促シールが貼られていて、そのシール跡の部分が完全に綺麗にはできませんでしたが、とりあえず分解して洗える部分は全部洗いました。分解時に思ったのは他の有名機の前面部分を本体からネジを外す場合、上部と下部に3個ずつのネジで留められている場合が多かったのですが、これは上だけ3個のネジで下部は製造工程での簡略化が見えて簡単なプラスチック構造による引っ掛けで留めてあります。
当時のメーカー側のコスト減と効率化を実感できます。
そして私的に、こういう3ヘッドのクローズドループデュアルキャプスタン方式の古い機を最終的に状態動作を確認する為に昔のTDKカセット90分テープ（46・60分テープに比べてテープ厚みが薄い）を入れて動かしてみます・・・でました！やはり経験上予想通りに最初の透明部分（リーダーテープ）直後の本テープ部分から音が変になったかと思うと、テープがグチャグチャとなる感じで異音も出て、こりゃ〜いかん！となりストップ。
テープを取り出すと、やはりテープに傷が付き正常に走行できてない状態が出てます。
こうなると 他の皆さんも指摘してあるようにクローズドループデュアルキャプスタン方式の正面から見て左側のキャップスタン部・ピンチローラー部が経年により正常ではない症状なので、本来修理に関して必要な機材等を持たない私のような素人が手を入れてはいけない部分を調整するしかありません。
それが写真の赤線で囲んだ部分。結果はどうなったか、この次の記事で書きます。さてDR-M27HXの音の方を少し書いておきますと、問題のある左側のピンチローラー部をテープ動作中に正面から細いドライバーで下に押えますと当然ピンチローラーは動きませんが、音は綺麗に出ます・・・・ちと驚きましたが、素晴らしい艶のある、低音感も分厚いDR-M3とは雲泥の差の（爆）音楽が流れます。やはりDR-M3から5年ほど後の製品は進化が半端ないのかもですね。ただし、素晴らしい音ではありますが、これがデンオンだ！という？個性的なモノは無く、あえて言うと近いのは昔の日立製（ローディー）デッキのような音でしょうか、80年代後半の各メーカーデッキの音は進化も高度に進んでしまい、一部を除いて同じようになってしまったのかも？しれませんが。現在、正常に動く使用時間も少ないDR-M27HXがあったなら、腕のある方で修理調整できれば、これは中古価格的にみて、穴場機なようです。
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Posted by: teru at 2019/12/19 21:28:11