fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text 昨日、朝来市生野公民館に行ってきましたが、控え室の書棚で1冊の本を見つけました。森はな・作「じろはったん」です。その本を開いたとたん担当の方が入ってこられ、「すみません、勝手に本を出して・・・。でもこれを見て下さい」と言って、「じろはったん」の扉に書いてある作者森はなさんの言葉を読みました。「じろはったんの話は、孫に読んでもらいたくて書きました」・・・・この孫を、私、担任したんです!って思わず自慢げに言ってしまいました。 森はな・・・・もともと小学校の教師をしておられ、後にこの「じろはったん」で日本児童文学者協会新人賞をとられました。その後も数々の賞をとられたスゴイ方なのです。私が教師になって2年目の23歳の時、はなさんの孫を担任したのですが、「おばあさんは有名な人よ」って言われても何にもわからない自分でした。それから何年も経ってから、はなさんと「じろはったん」の素晴らしさを知る私でした。このお話は、とっても心が温かくなりますよ。ぜひ一度読んでみてください。 本当は、この時、はなさんが言う孫とは、私が担任した子ではなく、そのお兄ちゃんつまり初孫の広樹くんのことなんです。でも3人目の孫の三喜子さんもとってもかわいがってもらいました。私が担任したあと彼女は、はなおばあちゃんがいる加古川に転校していきました。 そんなとっても温かい家庭に突然、悲劇がやってきたのは、1985年8月12日あの日航ジャンボ機墜落事故です。はなさんの息子、私から言えば教え子三喜子さんのお父さんが、49歳の若さで亡くなったのです。教え子との再会が、こんな形でなるなんて・・・・・ 今、私の手元には、お父さんが生前に趣味で描いていたクレパス画集、そしてもうすぐ1年生の息子を持つ三喜子ママからの手紙があります。今、三喜子ママは一人で息子を育てていますが、きっと天国から、お父さんもはなおばあちゃんもこの二人を見守ってくれていることでしょう。息子は4月から西宮の用海小学校に入学です。 「がんばれ三喜子ママ!」
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