« 前のエントリー | Main | 次のエントリー » | TrackBack |


2006年2月26日
22年ぶりの再会
fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text

 25日、川西での講演のあと、携帯を見ると教え子からメールが届いていました。「母が亡くなりました」と教え子からの訃報でした。私が新任2年目の時に担任した西尾君からでした。西尾君のお母さんはとっても豪快でよくしゃべる方で、23才の若い私をいつも「頑張って!」って励まして下さるお母さんでした。「肝っ玉かあさん」って感じでしたね。その時以来ずっと私を応援して下さっていました。ここ近年も息子と私の年賀状のやりとりを楽しみにみていて下さったそうです。7年前からガンとの闘病生活だったそうです。まったく知りませんでした。昨年の息子の結婚式をしっかり目に焼き付けての旅立ちになりました。
 メールを見たあと、すぐに家に向かいました。22年ぶりの家庭訪問です。家がわかるか不安でしたが、その辺りに行くとわかるものですね、不思議です、迷うことなく家に着きました。すでに家族葬を済ませてお母さんは小さくなっていました。でも写真は昔のお母さんと変わりません。63歳になってもあの豪快さが残っている感じがして、思わず「お母さん、久しぶり!」って笑顔であいさつしてしまいました。最期もこの顔だったよと聞いて、あーよかったなって思いましたね。涙が出そうになりながらも、なんかこのお母さんの前では笑顔の方がいいと思い、遺影の前で、お母さんが大好きだった阪神タイガースのスーツを脱いで見せてあげました。お母さんはそれを見て大喜びしてくれました。たぶんそうです、きっと天国で大笑いのはずです。
 お母さんとの再会は、教え子との22年ぶりの再会でもありました。きっとお母さんが「久しぶりに息子に会ったってよ」と私を呼んでくれたのでしょう。お母さん、本当にありがとう。安らかにお眠り下さい。

fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text_more
Posted by naka602 at 07:20 | TrackBack (0)
TrackBack

この記事へトラックバックするには、このURLをお使いください:
https://www.bbweb-arena.com/trackback.asp?entry_id=52958