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2006年7月15日
中教審答申が出ましたが・・・
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 中央教育審議会の方々は、学校現場にどれだけ足を運んだことがあるでしょうね。1日2日ぐらいはあるでしょう。でも試しに1ヶ月ほど続けて学校現場に入ってみてください。学校で働くの先生のあとを1週間でいいから追ってみてください。大学院を出た先生と出ていない先生の指導力に違いがあるかどうか確かめてみてください。10年毎に、全ての教師に30時間の講習を受けさせて、免許を更新することにどんな効果があると考えているのでしょう?効果がないとはいいません。しかしそれだけの時間と労力そして予算を使うなら、それより先に30人学級にしたり、教員の数を増やしたりしてほしいと思いますね。
 免許更新制の裏に指導力不足の教員をふるい落とすことがあるなら、もっと違う方法でしてほいです。指導力不足の教員を減らすこと、辞めさせること・・・・私も賛成です。でもだからといって、真面目にやっている教師まで巻き込むのはおかしいのではないでしょうか。
 今回の答申では、高度な専門性を備えた教員を養成する「教職大学院」の設置、大学の教職課程の充実というのも入っています。こういうエライ方々はよっぽど大学院がお好きなようですね。大学院出たからといって、指導がうまくできるなんて本当に思っておられるのでしょうか?そりゃ勉強することはいいことです。きっと知識も視野も広がるでしょう。でも、もういい加減に「大学院神話」は考え直した方がいいでしょうね。
 
 大学の教職課程の充実については、特に教員養成大学の学生に対する授業をしっかりしてほしいですね。大学には学者や研究者は必要ですが、こういう大学では、現場での実践者も学生に授業をすればもっと生きた教員養成ができると思いますね。そんな教員配置を大学がすればずいぶん変わると思いますけどね。息子は教員養成大学に通っていますが、大学の講義って昔とあまり変わっていないようですね。先日ある授業のレポートを息子が作成していたので少し様子を聞きましたが、こんな授業ではあかんな、というのが私の感想でした。
 
 私は教員の資質向上には、上からの30時間の講習より「本物の授業」や「本物の教師」に1回でも先生方を出会わすことが一番だと思っています。そしてそんな魅力ある研修と校内研修や自主研修等で先生同士が切磋琢磨しながら力をつけていくことです。
 

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Posted by naka602 at 22:52 | TrackBack (0)
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