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2006年11月11日
私の師匠 
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 今日の講演は、今までで一番近い場所です。家から徒歩5分の瓦木公民館でした。地元中の地元で少々やりにくさはありますねハハハ。我が家(5F)の真下(4F)のHさんも親子で参加して下さいました。そして一番前で聞いてくれたのは、私の娘の中学時代の同級生のT君、今中学校の臨時講師をしているそうです。そしてそして一番ビックリしたのが、22年前に担任したM君のお父さんとお母さんが、わざわざ京都から駆けつけてくださったのです。
 
 M君を担任したのは教師になって5年目、27歳の時でした。彼は5年生の途中転入でしたが、今まであまり見たことのないような子どもでした。とにかく発想がおもしろいし、自分でいろんなことを考えつき、自分で動いていく子でした。調理実習では誰よりも包丁さばきがうまいし、料理もうまいのです。(大学時代、彼の下宿には友だちが集まったそうです。うまいものが食えるって)大学卒業後は、あの駅前留学で有名なNOVAに就職。当時有名になったCMは彼が考えましたし、テレビの前でレシーバーをつけてレッスンができるようにしたのは彼でした。だから若くして課長に昇進し、私より給料はよかったと思います。
 彼のお父さんは、けっこう有名な雑誌の編集長でした。なのに突然辞めてしまい、京都の田舎に引っ越し、農業を始めたのです。自給自足の生活です。M君の発想の原点はこのお父さんなんだってその時に気づきました。
 
 数年前に私が辞めようと考えていた時、一番に意見を聞きたいと思ったのは実はこのM君でした。M君は教え子なのですが、なんだか私の師匠のような気がしていたんですね。彼への年賀状へも「相談したいことがあるんだ」って書いたことがありますね。
 そんなM君のお父さんとお母さんが、今日私の講演をわざわざ見に来てくださったのです。本当にうれしかったです。 あとで、私の本をプレゼントしました。 「○ページにM君のことが書いてあるんですよ」 って・・・。
 
 

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Posted by naka602 at 07:28 | TrackBack (0)
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