fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text このブログにも何度か登場した大矢勇気さん(25歳)の講演会が、今夜西宮市若竹公民館で行われました。彼は講演の冒頭 「僕は話すのが苦手なのでうまくしゃべれませんが・・・」 と言ったのですが・・・(実は私も内心心配していましたが) どうしてどうして、そのしゃべりに私はびっくりしてしまいました。いつの間にこんなにうまくなったんや。講演が終わった後 「大矢、今日の講演は200点や」 って言ってやりました。本当にいい講演会でした。よくがんばったな大矢君。 大矢勇気25歳。彼は16歳の時に工事現場の8階から転落し、一命は取り留めたもの下半身不随になり、車いす生活になりました。一生歩くことはできないということを知った時、死も考えたようです。でも母や兄の献身的な介護に心が動かされ、次第に生きる希望を見つけていきました。高校にも復学し定時制高校を6年かけて卒業しました。そして障害者スポーツに出会い、岡山国体、のじぎく兵庫国体(障害者スポーツ大会)で2年連続金メダル(スラローム競技)に輝いたのです。 今日は地元の地域福祉講座の講演会だったのですが、福祉協議会の副会長はあいさつの中で 「大矢さんは芦原地域の宝です」 と話されました。その言葉を恥ずかしそうに聞いている彼の表情はなんともいえませんでしたね。子どもの頃少しやんちゃだった彼がこんなにも立派に成長し頑張っている姿に、みんなは勇気と希望をもらったことでしょう。 彼は寝ている時、自分で寝返りがうてません。そのままの姿勢だと床ずれがおきてしまうので、3時間毎に体を動かすことが必要になってきます。それを彼のお母さんはずっとやってくれました。 「母のおかげで、この10年間一度も床ずれをおこしませんでした。そんなお母さんに感謝の気持ちでいっぱいです。そんな母親と、いつも僕を励ましてくれた兄ちゃんのおかげで僕は今日までやってこれました。お母さん、お兄ちゃんありがとう」 そんな言葉に会場は涙につつまれました。 ありがとう大矢君。
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