fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text 年末に小学校時代の友人オオクボから電話がありました。「お正月に会おう」って。 彼は大阪市立出来島小学校6年2組の教室で最後に席を共にした奴です。(※大阪市の小学校の机は2人用になっており、男女で座らされると緊張したり喧嘩したりしたものですが、最後は好きな者同士で座っていいということでオオクボと一緒に座りました。それは卒業文集に「最後に席を共にした仲間」ということで記されていました) 今日、阪神電車西大阪線出来島駅に28年ぶりに降り立ちました。(大学4年の時に母校に教育実習に来たとき以来です) そこでオオクボと待ち合わせ、一緒に出来島の町を歩き回りました。私が1歳から13歳までを過ごした所です。あー懐かしい、本当に懐かしい!駅前にはよく診てもらった若杉診療所がまだありました。おしりによく注射をされました。今は息子さんが診ているそうです。その向こうにある散髪屋(関東では床屋と言うそうですね)の「南国」は未だ健在、オオクボのお父さんは今もここで散髪しているそうです。この散髪屋は当時では珍しい冷房の入っている店でした。真夏に散髪をしに「南国」に行くと「天国」だったのです。あの時の涼しさは今もはっきりと覚えています。そして私が住んでいた場所にも行きました。もうすっかり様子は変わっていましたが、完全に40年前にタイムスリップです。あの辺りに公園があって、あそこに給水塔があって、ここに私の家があった。この坂を登って神崎川の水門を渡ったなあ、あの水門は今も渡れるのかなあとオオクボと行ってみるとナント当時のままで渡れるではありませんか。当時怖々渡った水門は今も「これ危ないなあ」と思う橋でした。出来島小学校にも淀中学校にも行きました。校舎はほぼ昔と同じでした。3年4年の時にオオクボと一緒に通ったそろばん学校にも行きました。歩いていると 「この路地入った所や」 と思い出すんですね。歩く毎に思い出が湧いてくるのです。一つ一つの場所に思い出が残っているのです。もう懐かしくて懐かしくて・・・・。「あーなんていい子ども時代だったんだ」って思います。とってもいい気持ちになりました。 別れ際に、オオクボが 「この本にナカジマのサインをくれよ」 とおもむろに私の本を取り出しました。 「おまえの本を読んだぞ、ええ本やなあ」 って。 いつまでも本当にいい奴です。 「オオクボ、ありがとう!」 また会おうな。
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