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2007年5月4日
私の生まれ故郷、出石町
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 もうすぐ祖母の3回忌法要なのですが、仕事が重なり行くことができないので、一足早くお墓参りに、出石(いずし)町に行ってきました。兵庫県北部の出石町は 「但馬の小京都」 と呼ばれている城下町で、今日も観光客でいっぱいでした。
 
 たくわん和尚で有名な宗鏡寺にあるお墓を参ったあと、久しぶりに町を歩いてみました。私は出石で生まれましたが、その後すぐに大阪に移ったので、出石育ちではないのですが、夏休みには毎年2週間ほど出石の祖母宅で過ごしていました。出石の友だちが都会育ちの私を、いつも山や川に連れていって遊んでくれました。、本当に楽しい日々でした。最後の日にはみんなで写真を撮って別れるのですが、いつも泣きそうになっていた私です。そんな場所を今日たどって歩いてみましたが、つくづく私は幸せな子ども時代を過ごしたんだなと思いました。田舎があるってホントいいですね。
 
 出石町が観光地として有名になったのはここ30年ぐらいでしょうか。私が子どもの頃は観光客なんかいませんでしたし、「出石そば」屋も数件だったのに、今では小さな町にそば屋は41軒です。町の各所に駐車場ができ、観光バスも入ってきます。観光地になり昔の面影がなくなっている所もありますが、町が観光で栄えるのはいいことなんでしょうね。
 私が生まれた出石町材木という場所は、観光地図を見ると 「伝統的町屋景観通り」 になっています。小さい頃、なぜ通りに面した部屋が「店の間」というのかわかりませんでしたが、やがてそれが「目の字」の配置になった商家の造りだと教えてもらいました。玄関から裏まで1直線の土間になっており、どこからでも部屋にあがれるのです。裏の土間でご飯を炊き、トイレは家の外(これが子どもの頃、一番怖かった)にあるし、お風呂はもちろん薪でたいていました。お風呂がない頃は裏で行水(ぎょうずい)していました。行水ってもう死語になっているかもしれませんね。それから2階に上がる階段はタンス兼用の作りで、今では貴重なものとなっています。
 でも実は実は・・・・・、おばあちゃんが住みやすいように、25年ほど前に家を建て直したんです。「店の間」も土間もなくなり、トイレも家の中に入れ、とても住みやすくなりました。その頃はとってもよかったのですが・・・・・今この通りを歩いてみると、あのまま残しておいたら 「歴史的町屋景観通り」 にふさわしい建物だったようですね。しかたないですね。
 
 先月、出石町から私に、講演の問い合わせがありました。でもすでにその日は別の講演が入っており、お断りしたのですが、その日はナント私の誕生日の日でした。自分の生まれた土地で、自分の誕生日に講演会ができるなんて・・・・感動ものですよね・・・・う〜ん本当に残念です。
 でもいつか出石町で講演ができたらいいなあと夢みています。

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Posted by naka602 at 21:08 | TrackBack (0)
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