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2007年5月13日
母に感謝のコンサート
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 今日は 「母の日」 。
娘が 「お母さんとお父さんで行っておいで」 と大阪城ホールでの「母に感謝のコンサート」のチケットをプレゼントしてくれました。会場には約1万人、超満員でした。コンサートでは、南こうせつ、夏川りみ、秋川雅史、森山良子のとっても感動的な歌と楽しいトーク、島田洋七のがばいばあちゃんの話と、盛りだくさんの3時間でしたが、あっという間に時間が過ぎていきました。笑って泣いて・・・本当にすばらしいコンサートでした。
 ありがとうな真悠子、これは・・・娘に感謝のコンサートでした。
 
 コンサートから帰ったあと、私の母に電話しました。私は、親には照れくさくて面と向かってありがとう、とかそんな言葉はかけられないんです。なんか昔から恥ずかしいのです。だから今日もただ普通に話しただけですね。講演ではみなさんに 「ちゃんと言うことが大事です」 と偉そうに言うのですけどね・・ダメな私です。でもね、講演で「♪未来へ」の曲の時に、「親の体温のある言葉は子どもの背中にしみこんでいく」 という話は、まさに私の母なんですね。私の母はあんまりうるさく言いませんでした。私がいろいろ生意気に言っても 「そう、わかった」 とか 「がんばりや」 とかそんな声をよくかけてもらっていました。私の背中には 「信じているよ」 という愛情をいつもかけてもらっていたような気がします。そんな母ももうすぐ83歳ですが、いつまでもずっと元気でいてほしいと思っています。
 
 今から25年前のこと、母が退職する時、この時も面と向かって言うのは恥ずかしかったので、いろいろ考えたあげく、新聞の投書欄に「母への気持ち」を投稿しました。それが運良く退職の前日に新聞に掲載されました。ちょっと照れくさいですが、もう一度ここに書きたいと思います。
 
1982年(昭和57年)3月30日 朝日新聞 「声」
 〜42年間の教師生活、お母さんご苦労様〜
          宝塚市 仲島正教(小学教員25歳)
 私の母は、3月末で42年間にわたる教師生活を終えます。
42年間と一口で言っても、それはそれは長いものです。その
間に戦争があり、結婚、出産、子育て、子宮がんとの闘い、
子どもの結婚、孫の誕生と、女として、母として、さらに教師と
しても、私には想像もつかない苦労があったと思います。
 朝早く起きて家事をすませ、皆より早く家を出て、夕方遅く重
い荷物を持って帰ってくる母。 夕食の後片づけをすませ、家族
が寝静まってから、持ち帰った仕事をする母。
 私は卒業式に一度も母に来てもらったことがありませんでした。
母もちょうど自分の学校の卒業式などと重なっていたからです。
でも、不思議と一度も不満に思ったことはありませんでした。今
考えれば、何に対しても真剣な母の姿を見ていたからだと思い
ます。
 そんな母を見て育った私も、今、母と同じ道を歩んでいます。
お母さん、42年間、本当にご苦労様でした。
 
 
 

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Posted by naka602 at 22:27 | TrackBack (0)
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