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2007年10月2日
お母さん よかったなあ
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「ついに、やっと合格しました!」
昨夜、教え子からこんなメールが届きました。彼女は5年目のチャレンジでついに合格したのです。この文字をおいながらいろいろなことが思い出され、胸がいっぱいになりました。そしてまずはお母さんに電話を入れました。
「お母さん よかったなあ」 って。
 
お母さんの声がうわずっていました。そりゃそうでしょ、昨年の今頃は悲観的な気持ちでいっぱいだったと思います。昨年の夏、娘が教員採用試験の一次試験に合格したのに、二次試験直前に、原因不明の激痛に見舞われ欠席、もちろん試験は不合格。そして小学校での臨時講師も辞め、大学病院で検査、手術、入院(約2ヶ月)・・・そして実家の愛媛で療養生活が始まりました。私が愛媛を訪れたとき、彼女は足を引きずりながら、駅まで送ってくれましたが、当時は体にしびれが残り、長くは歩くことができませんでした。なかなか良くならない症状に「これから私はどうなるのだろう?」と将来に不安を抱き、投げやりな気持ちにもなっていた彼女でしたが、そんな娘をお母さんはいつも笑顔で支えていました。でも笑顔の陰では、「娘と変わってやりたい」と、私に涙を流しながら話すお母さんでした。
 
ここまでの回復は、本当にすごいことです。きっとお医者さんもびっくりされていることでしょう。これは彼女がけっしてあきらめずに頑張った結果だと思いますが、きっとお母さんの、娘を思う気持ちも通じたのだと思うのです。毎日毎日、娘の後ろ姿に「がんばれ」と語りかけるお母さんの気持ちがきっと神様に通じたんだと思うのです。
 
大野茜さん、本当によくがんばったなあ。大学出てこの4年間、本当にしんどいことがいっぱいあったなあ。泣いたこともあったなあ。ホンマ苦しかったなあ、でもあきらめずによくここまできましたね。ホント偉いぞ。さすが私の教え子です。花マルをあげますわ。
「おめでとう大野さん」
 
実は、大野さんのメールの前に、足立喜子さん、その後に、中田薫さんからも合格の知らせが届きました。足立さんも中田さんも、ここ何年か臨時講師を続けながら、教採試験に挑戦し続けていました。ええ先生なのになかなか合格しないのです。二人とも頑張る先生、だから教採の勉強も満足にできなかったのでしょう。悔しくて泣いていた時もありましたね。でも「ピンチはチャンス」の言葉を信じて頑張ってきましたね。この努力はこれからの大きな力になりますからね。
よかったなあ、ホンマに・・・。 きっとおうちの方も喜んでいらっしゃるでしょう。
「おめでとう足立さん。 おめでとう中田さん」
 
来年の春、正規採用された「大野茜先生」「足立喜子先生」「中田薫先生」の姿を今から楽しみにしています。
 
 
 

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Posted by naka602 at 07:11 | TrackBack (0)
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