fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text 「お話(講演)がお上手ですね」「あんな指導助言はどうしたらできるのですか」 時々こんなことを言われることがありますが、私はこんなふうにこたえます。 「講演も指導助言も、一つの授業だと思ってやっています。『導入はどうするか、内容はどう展開していくか、まとめはこうしよう』を常に考えます。1時間半の講演であろうが、たった10分間の指導助言でも、『つかみはこうして、最後にこれで心を揺らす』ということをまず考えて、中味を作るようにしています。私にとったら授業づくりなのです」 私は今、講演の仕事をたくさんしているのですが、私の意識は、「講演」というより「授業」なんですね。「講師」というより、今も毎日授業をしている「教師」のつもりなのです。 先日、私がお世話になっている講師派遣会社「システムブレーン」の安宅仁(あたぎじん)さんが書かれた「プロ講師になる方法」(PHP研究所 1575円)という本を読みました。読んでわかったことは、「プロ講師」イコール「プロ教師」と置き換えても大丈夫ということでした。 いくつか目次を紹介します。 ・プロ講師は冒頭でつかむ ・締めくくりが講演の成否を握る ・常識の否定と不易流行 ・事例を引き立たせる前置き ・講演はスキルよりマインド ・難しいことをわかりやすくが基本 ・多くの講演を聴くことが継続的プロ講師の鉄則 ・比喩、寓話を創る ・魅せるが価値 ・一人ひとりに語りかける ・感動を共有するから人は動く ・切り口次第でテーマは無限に広がる ・自分の人生も変え、受講者の人生も変える 等々 講演を授業に、講師を教師に置き換えると、まさにその通りでしょ。 「プロ講師になる方法」は、「プロ教師になる方法」でもあるのです。 こんなジャンルの本を教師はあまり読まないとは思いますが、教師の基本的な姿勢に十分役立つ本ですね。なかなかオモロイです。 ※この本の紹介です。(アマゾン) http://tinyurl.com/yrfctx
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