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2007年12月13日
謙虚な教師は伸びる
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 広島大学附属小学校から、来年2月8日、9日の研究会案内が届きました。
http://home.hiroshima-u.ac.jp/fushou/62shotou/62shotou.pdf
 
 実は、この研究会のシンポジウムに私が参加することになっています。テーマは「今、求められる教師力」 ということで、広島大学の教授と私の二人が意見を述べ合います。この形は、2年前、西宮・平木小での研究発表会で、私と兵庫教育大学の教授との対談形式の講演会以来のことで、またもや大学の先生との対決?です(笑) どんなことになるかわかりませんが、普通の講演会やシンポジウムよりは、盛り上げたいなあって思っています(笑)
 
 今回の広島行きで、一つだけ気になることがあります。それは私が40代前半の頃に、この附属小学校の研究会に参加した時のことです。授業後の協議会で、私はキツイ指摘をしました。ほかの参観者は「さすが広島大附属小の先生や、すばらしい授業」と述べていましたが、私は「それはおかしい!」と反論したのです。すると、その先生はムッとしておられました。その先生が今も附属小におられたら・・・・・ちょっと気まずいですよね。
 
 私はこれと同じようなことをあの筑波大学附属小学校の研究会でも言ってしまいました。まだ私が30代前半の頃でした。怖いもの無しの私は、すごく有名なその先生の授業にケチをつけたのです。すると周りの先生たちから冷たい目を向けられました。「こいつ何を言うんや、○○先生に向かって」 という感じでしたね。でも私はこれは間違っていると確信を持っていました。普通の先生、普通の授業なら指摘されることが、この有名な先生なら、指摘されない、みんな言わない、それはおかしい!と思っていました。肩書きや過去の実績だけで授業を見ている参観者はアホやって思っていました。 でもそのあと、この先生は こう発言されました。
「今、兵庫の先生が言われたことは、よくわかりました。これは気をつけないといけないところですね。ご指摘ありがとうございました」
私はそんな意外な言葉に恐縮し、「この先生はやっぱり凄い!」って改めてその先生を尊敬し直したのです。
 
 昨日、ある学校の授業研究会で、授業をした若い先生に
「謙虚な先生は伸びますよ。本当に凄い先生は、ベテランになってもすごく謙虚です。子ども大人も含めて、周りの意見をしっかり聴ける先生は、本当に授業が上手なのですよ」
自戒の念を込めて、そう話しました。

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Posted by naka602 at 13:04 | TrackBack (0)
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