fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text 15年ほど前に私が勤めていた小学校は、市内で一番、在日韓国朝鮮人の子どもが多い学校でした。在日の保護者は、入学前には、学校に入ると在日のことが知られてしまう、子どもはいじめられないか、名前はどうしよう?そんな心配事がたくさんあるのです。そんな心配事を解消するために、私たちは2月3月の入学前に、家庭訪問をすることにしたのです。教員みんなで手分けして在日入学者の家庭を1軒1軒まわっていきました。「うちの学校はこんな学校ですよ、心配いりませんよ。在日の子も元気に過ごしていますよ。本名でも大丈夫!バックアップはちゃんとします」 ・・・大好評の家庭訪問でした。 「教育は足でかせぐ、教育は今日行く」 そんな学校、そんな職員集団の中で私は育てられました。 先日のブログに書いた阪神大震災で出来た西宮浜小学校の子どもたち。 開校当時の5年生の4月、私のクラスは21人でスタートしましたが、6年の卒業時には36人に増えていました。その36人目の転校生が6年生の2学期にやってきました。夏休みに転校の知らせを受け、6年担任の私と豊田先生は、さっそく動き始めました。まずは残暑見舞いのハガキです。普通のハガキではおもしろくない、そうだ楽しい学校を印象づけなければと思い、なんと西宮浜小の先生たちがラフティングで楽しんでいる写真に 「楽しい学校、楽しい先生」 というようなことを書いて送りました。そんなふざけた写真で、吉と出るか凶と出るか心配でしたが、見事に吉!喜んでもらいました。そして 「転校で不安でしょうが、大丈夫ですよ。楽しい学校です。それに子どもたちはみんな転校生ですよ。心配無用、安心して9月1日に来てください!」 と伝えに行きました。 その時の転校生 井上こはるさんは絵がとってもうまい子でした。そして中学校では駅伝選手として県大会へも出場するという子でもありました。そして高校では、なんと前述の学校の私の教え子が、教師として井上こはるさんを指導するという縁に恵まれたのです。 彼女は現在、京都芸術大学で絵の勉強をしています。(やっぱり、絵がうまかったもんな・・・あの時から私はその才能を見抜いていたんだ・・なんてね(笑)) 前置きが長くなりました。(長すぎるっちゅうねん!) 本日のタイトル、井上よう子洋画展。 そうです井上こはるさんのお母さんです。実は井上さんのお母さんはプロの画家さんなんです。その展覧会が、1/30〜2/5 阪急百貨店9F美術画廊 で開かれます。大阪梅田に行かれた方はぜひのぞいてみてください。素人の私が言うのも変ですが、とってもすばらしい洋画です。私も機会がある事に鑑賞させていただいています。 「光と風と人の温かさを感じる。 ブルーが大好きで、光なら朝の光、そして海、風・・・。 私の絵を見た人が、その空間にすっと引き込まれて、 心癒される・・・そういう絵を描きたいと思っています。(井上よう子)」 http://yoko-scene.com/
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