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2008年5月23日
池田・未来塾
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 今夜は、大学のバスケット部の先輩(現小学校校長)からの依頼で、池田・未来塾で話をさせてもらいました。「人権教育と学級づくり」をテーマに2時間ぶっとおしでしゃべりまくりましたが、最後の方で、涙を流しながら聴いてくれている大柄な若い男性教師に気がつきました。
 
 研修が終わり、参加した先生達は感想を書いてくれたのですが、その若者は用紙いっぱいになるまで書いていて、とうとう最後の一人になってしまいました。提出と同時にその感想を私は読ませてもらいました。
「・・・・・仲島先生のお話を聴きながら、自分のクラス(6年)のある子のことが思い浮かびました。あの子に今日も声をかけてやらなかった。あの子に早く声をかけてやりたい・・・・そう思うと涙が止まらなくなってしまいました。・・・・・・・」
そんな内容でした。すぐさま私はその先生に
「こんなことを思い浮かべるあなたは本当にいい先生ですね。きっとその子にも先生の心が通じますよ。がんばって!」
そう言うと、187cmの長身の頬にまた一筋二筋と涙が流れました。
そして、帰っていく彼の後ろ姿を見ていると、また右手で顔を拭いているのです。
 
なんかそんな姿に感動してしまいました。
 
未来塾が終わったあと、スタッフを含む6人で飲み会をしましたが、先生達の学校での様子を聞いていると忙しい中、毎日本当に一生懸命に子ども達と向き合っているのがよくわかりました。そして 「土曜日曜ぐらいはゆっくり休養してくださいね」 と言っても、「明日も出勤して仕事をします」 と言うのです。「土日も学校にたくさん先生達が来ていますよ」 ・・・・。
 
 橋下知事さん、こんな現場の実態を知っていますか?
子どものことを思い浮かべ涙を流す先生がいる。土日だって出勤して仕事をしている先生がいる。たくさんの子どもたちと日々格闘している先生たちの姿がある。
それなのに・・・・35人学級を廃止して先生の数を減らそうとか、その上給料も減らすとか、ようそんなことが言えるなとあきれてしまいます。そしてあの国際児童文学館も廃止しようとして、何が 「子どもが笑う大阪」 じゃ!
 
 今夜は、未来塾の先生達の熱に感動しつつ、橋下知事に腹が立つ私でした。

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Posted by naka602 at 23:18 | TrackBack (0)
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