fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text 今日は、西宮・平木小学校での研究授業でした。 授業者の島田剛次先生は、実はバスケットのトップレフリーでもあります。先日の西日本学生の大会でも、決勝の笛を吹かれていましたし、実業団を含め大きな大会でも上位の試合にしか登場しないという日本有数の凄いレフリーなのです。 トップレフリーと普通のレフリーの一番の違いは何かというと、それは「ゲームコントロール」の力です。いかに選手を気持ちよく試合に集中させるかなのです。ただ反則を取るだけなら、どの審判でも出来るのですが、ゲームコントロールとなるとこれは並大抵のことではありません。 そんな島田先生の授業でしたが、始まった途端、子ども達が実に生き生きと発表をするのです。先生の柔らかな表情と丁寧な言葉づかいに、子ども達は安心して発言していきます。仲よし学級(特別支援)の子も機嫌良く発表します。その指名の仕方が実にうまい。そして教室内をうまく動きながら子どもの心に寄り添います。それはまさに「ゲームコントロール」なのです。子ども達が気持ちよく授業に入り込んでいるのです。お見事!という授業でした。 あとの研究会では、授業の後半が指導案とちがう展開になってしまったことを反省しておられましたが、これこそ子どもの実態や状況に合わせた授業だったということです。無理して指導案通りに進むのではなく、目の前の子どもの様子をみて「ゲームコントロール」をしたのです。やはり授業でも名審判ぶりを発揮した島田先生でした。 島田先生の指導案に、こんな言葉が書かれていました。 「毎日の小さなトラブルにも真摯に耳を傾け、その子の気持ちに寄り添って、時には黙って見守り、時には鋭く介入し、また時には熱く語って、相手の気持ちに思いを寄せることの大切さ、そして友だち(仲間)の意味を彼らなりに考えさせたい。友だち同士、言い合うことでわかり合えることもある、言い合う前に気づき合うこともある。ケンカの数だけ仲直りの仕方も学べるのだ。友だちといっぱい遊ぶ経験を通して、子ども達は仲間の意味を学ぶのではないだろうか。「仲間」って何?その答えを見つけるのは、子ども自身だ。」 見ていて、こちらまで元気になる授業でした。 島田先生、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。 さすが、トップレフリーや!
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