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2008年8月11日
男5人北陸珍道中
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 前日の夏季セミナーの疲れがまだとれないまま、翌朝8時15分大阪駅に男5人集合しました。飲み会はよくするのですが「一度旅行に行こうぜ」ということで、昔のワル仲間5人で北陸1泊旅行になりました。5人もいると休みの調整も大変です。夏季セミナーの疲れなんか考慮してくれない仲間たちです(笑)
 
 私を含め4人は8時10分には集合したのに、大西(仮名)は10分遅刻です。白山での「滝打たれ」が決定です。「やっぱりO型人間や」と非難ごうごうです。
  ※ちなみに駅にはこんな 「血液型別Tシャツ」 が売っていました。
    私はA型です・・・・・こまかいねん!
    私はB型です・・・・・きーてへんねん!
    私はO型です・・・・・てきとーやねん!
    私はAB型です・・・・わかりにくいねん!
 
 さあ特急サンダーバード号に乗って金沢へ出発です。幹事の小畑(仮名)はビールとおつまみを買って4人に配ります。空き缶とゴミは小畑がちゃんと集めます。「さすがA型や、こまかいねん」 そんな様子でアホなオッさん5人の旅行が始まりました。
 
 金沢に着くと、まずは腹ごしらえへ有名な近江町市場へ。 「ここがエエ!」 と清水(仮名)の直感で入った店が大当たり、海鮮丼にカニ汁はむちゃくちゃおいしいのです。食べ終わって店を出るとそこには長蛇の列、ここはガイドブックにも載ってる有名店だったのです。でも清水はそんなことは知らずに直感で決めたのです。「さすがB型の清水や」
 
 その後は、金沢の街を散策ですが、先頭はB型清水です。私が 「21世紀美術館に行きたいな」 と言うと 「あー」 と気のない返事の清水。 「こいつ聞いてへんな」・・・やっぱりそうでした、清水が向かったのは、自分が行きたい「ひがし茶屋街」。7月末の大雨で浅野川が氾濫した付近です。ガイドがボランティアだと知ると、清水は 「すみません、案内してください」 とちゃかりガイド付きで、ひがし茶屋街観光をしました。そのあとは、昔ながらの氷屋に入って、「かき氷」を食べます。私と清水は、子どもの頃の憧れの「ミルク金時」。幹事の小畑と笠井(仮名)はA型らしく、王道の「イチゴ」。集合に遅れたO型大西は、なんと「メロン!」。すると4人から一斉に「なんでメロンやんねん!」
 
 その後、ホテルに向かうのですが、B型清水は道々通りがかりのおばちゃんに話しかけます。「おかさあん、この前の洪水は大丈夫でしたか?このあたりは大変だったでしょ」 清水は社交的です、そしてなかなかエエ奴なのです。でもその帰り、たまたま「しみずや」という自分と同じ名前の店を見つけると、ほかの4人にお構いなしに 「ここに入ろうぜ」 と一人入って行くのです。やっぱりマイペースの清水です(笑)
 
 さあ、夕食です。5人の共通は 「金沢でしか食べられないもの」。そんな想いでウロウロし、金沢一の繁華街「香林坊」で、いい店を見つけ舌鼓。ホンマ美味しい店でした。2次会は、B型清水が以前行ったことのある 「倫敦屋(ろんどんや)」 というイギリス系パブです。 「マスターとは知り合いや」 と自慢そうに言う清水ですが、店に入ってマスターに話すと、マスターは微笑むだけ、「マスターは清水のこと覚えていないわ」 と思った瞬間、清水は 「マスター、これその時の写真や。マスターもオレも若いなあ」 と写真を差し出すのです。B型清水ですが、こんなところはこまかいのです。その後、マスターは機嫌良く私たち5人の相手をしてくれました。とにかくおもしろいマスターでした。カウンター席が先にうまる訳がわかりました。ホンマいい時間を過ごすことができ、あっという間に日付が変わってしまいました。
 
 翌朝は、清水の号令で8時15分出発。「朝、早いっちゅうねん!」 まるでツアーみたいなスケジュールですが、今日は白山を経て、福井に抜けるレンターカーの旅なので、しかたなしに4人はOK。 車は、5人がゆったり出来るように幹事のA型小畑が、ワンボックスカーを予約してくれていました。さすがです。そして事務所で免許証のコピーをとろうとしたら、なんとO型大西は「オレ免許証、忘れた!」「えっー、おまえなあ、『オレが運転するからみんなは後ろでビール飲んでくれ』、ってえらそうに言うてたやないか」 ホンマてきとーなO型大西です。
 
 ワイワイ男5人のうるさいレンターカーが動き出します。まずは一向一揆記念館に向かいます。こう見えても5人は、根はまじめなのです。ちゃんと勉強しようと思っているのです。エライ!でも記念館に着くと、「本日休館」 の札にショックを受けるのです。あーあ、仕方なしに、お土産屋を見ていると、O型大西はノロノロ。 「もう、行ってしまえ!」 4人が乗った車は、のんびりしている大西を置いたまま動き出しました。大西はそれに気づき、追って走り出しますが、すぐにあきらめ立ったまま。車はそのあと駐車場を1周してから大西を乗せました。大西は、「唯一信じていたまじめな笠井(A型)が、オレのそばからいなくなっておかしいなあと思っていたら、車が動き出したんや。おまえら子どもみたいなイタズラするなよ」  この仲間は油断が出来ないのです。実は昼食の時にも同じことが起こります。今度の犠牲者は、幹事のA型小畑です。トイレに行って遅れてきた小畑を見て、4人は車へダッシュ! それを見つけた小畑も向こうからダッシュ! さっき置いていかれた0型大西は「行けー!」とむちゃくちゃ楽しそうなのです。ホンマ信じられない5人の仲間たちです。
 
 白山スーパー林道に向かう途中に、ラジコンヘリコプターで農薬散布をしていましたが、それを見つけたO型大西は 「ちょっと止まってくれ」。実は、大西は大学時代ヘリコプターの研究をしていた専門家です。全長2mくらいのラジコンへりのそばで、現地の方と専門的な話をする大西を、「ちょっとすごい!」って尊敬してしまいました。
 
 白山スーパー林道のお目当ては、「姥が滝」の秘湯に入ることです。車が「姥が滝」の駐車場に着きましたが、そこから温泉までは歩いて20分、それも谷にどんどん降りていくのです。すごい急斜面です。 「これは大変やで、帰りがしんどいで」 と文句を言いつつ、男5人が谷を下っていきました。すると、ありました、ありました、温泉が。もちろん脱衣場なんてありません。B型清水は一番に脱いで温泉につかります。 「チョー気持ちイイー」 続いて幹事の小畑、私、笠井と入っていきます。 「ホンマ気持ちイイー」。そしてO型大西が入ってきた時に悲劇は始まります。「痛い!」 の大西の声と共に、虻の大群です。あたり一面に虻が飛んできます。(ここは「姥が滝」ではなく「虻が滝」や!)そこで幹事の小畑とB型清水は、すぐ前の滝に逃げ込みます。あわてて小畑は転倒。大笑いです。続いて私と笠井が滝に逃げ込み、最後にO型大西が滝にやってきますが、O型大西の背中には虻がいっぱい。そしておしりにも虻が4匹とまっています。かわいそうやけど、大笑いでした。滝に打たれるのは、遅刻してきたO型大西のはずが、5人全員が滝に打たれたのでした。ホンマ思い出に残る「滝修行」になりました。
 
 白山スーパー林道から見える景色は最高でした。(ちょうどこの時北島康介が金メダルを取りました) そして、「白山天望の湯」 で今度こそゆっくりと温泉につかりました。
 
 帰りは、永平寺です。滝の修行のあとは、永平寺で修行です。壮大な永平寺を周りながら、この2日間の 「しょうもない行動」 を反省したのです。そして福井の銘酒「黒龍」を買って福井駅へを向かい、旅は終わりました。と言いたいところですが、福井駅には電車出発の1時間前に着いたので最後の晩餐です。「ねえちゃん、早く出してや、あと何分しかないねん」 とガラの悪いオッさんの注文を快く聞いてくれたお店の人に感謝です。 そして福井発18時45分のサンダーバードに乗って、2日間のワル仲間の珍道中は終わりました。
 
 こんなしょうもない文章を最後まで読んで下さった方、本当にありがとうございました。
こんなワル仲間に支えられている私です(笑) 夏休みの前半3週間、一日も休みなしに働き続け、疲れもピークになっていたはずなのに、この2日間で、すっかりリフレッシュしてしまった私です。ワルの4人に感謝です、ホンマありがとう!
 
 おまけ・・・・白山からの帰りに寄った「そば屋」で、となりに座っていた小学生が、突然近寄ってきて、こう言いました。
 「おっちゃんら、何歳?」 
それ、どういう意味や?よっぽどアホに見えたのでしょうね(笑)
 
そんな50のおっさんの珍道中、これにて、おしまい!
 
 
 
 
 

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Posted by naka602 at 09:24 | TrackBack (0)
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