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2009年4月17日
福田実践 「1mmの積み重ね」
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 明日の元気塾は、元気塾OBの「福田特別講座」です。
福田祐二先生は、2004年12月の第1回元気塾の時の参加メンバーです。今は若竹公民館の一番広い部屋でしていますが、当時は隣の小さな部屋でのスタートでした。それから福田先生は毎月毎月元気塾にやってくるのです。
前々回、2月の元気塾が通算50回目だったのを教えてくれたのは福田先生でした。私は回数のことはすっかり忘れていましたが、福田先生だからこそ 「50回目」 を覚えてくれていたのでしょう。
 
 福田先生との出会いは、元気塾創設の1年ほど前のことです。
私が市教委の指導主事として彼の小学校の研究授業の助言に行った時です。授業も研究会も終わり、さあ帰ろうとしていた時、突然校長室に入ってきて、私に話を聞きに来たのです。授業者が研究会終了後に校長室にやってくることはあっても、していない先生が来ることはめずらしいのです。 「あれをもう一度教えてほしい、これはどう考えるのですか?これをコピーさせてください」 そんな福田先生でした。
そして、その学校の2度目の研究授業の時には、私のそばにピタッとついて授業を見ようとするのです。私が動くと一緒に動き、私がメモをとると、何をメモったのかそっとのぞいてくるのです。私の視線が子どもの顔に向けられると、同じようにその子の表情を見ようとしていました。そんな福田先生でした。
 
福田先生は今30歳を越え、中堅として学校をリードしていく重要な役目を担っています。
元気塾の第1回目に話した 「守・破・離」 を 福田先生はまさに実践している先生です。
そんな 「福田祐二 元気塾特別講座」をお楽しみに! (18日10:00〜若竹公民館)
 
 
 福田先生は、2年前、ある雑誌にこんな文章を書いていました。(抜粋)
 
「・・・頑張ってもそれが結果につながらないことも多い。心が折れそうになることもある。
でも、思い通りにいかない時こそ、自分にできることをするだけである。
私にできることといえば、『1mmの積み重ね』 しかないのである。
  毎日、誰よりも一生懸命に掃除をする。
  放課後、子どもたちの机を拭く。
  くつ箱のくつをそろえる。
  学期初めには、蛍光灯の裏まで拭く。
  新しい漢字ドリルや計算ドリルをきれいに並べる
  黒板を毎日きれいにして、次の朝を迎える。
無駄かもしれない。意味がないかもしれない。子どもに何の変化もないかもしれない。
そんなことにこだわるより、もっと大事なことがあるかもしれない。
でも、私はこんな些細なことこそ、大きな変化を生むと信じている。
きっとわかる子にはわかる。一人が変われば、その子がまたその1mmを続けてくれる。そしてまた一人が1mmを積み重ねてくれるだろう。・・・・・10年後でも20年後でもいい。いつか気づいてくれることを信じ、1mmの積み重ねを、私は続けていきたい」
 
これが福田祐二実践の真骨頂です。

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Posted by naka602 at 07:33 | TrackBack (0)
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