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2009年4月15日
怒られてうれしかった
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 昨夜のプロ野球で、横浜ベイスターズが広島カープに勝ちましたが、そのセーブをとったのが石井裕也投手です。実は石井投手は聴覚障がい者です。耳が聞こえない初のプロ野球選手なのです。その石井投手が今年からベイスターズの抑えのピッチャーとして活躍してます。
 
 石井投手は5年前に中日ドラゴンズに入団し、昨シーズンから横浜に移籍しましたが、自分が大きく変わるきっかけがあったそうです。
 ある試合の最後に登板し、サヨナラ負けを喫するのですが、その直後にキャッチャーの谷繁選手に、厳しく怒られるのです。
「なんでそんなに弱気なんだ!しっかり腕を振れ!」
今まで、ほとんど怒られたことのなかった石井投手は、この言葉で目がさめたというのです。それから自分が変わったというのです。
「怒られてうれしかった」
石井投手はそう感じたそうです。
 
谷繁選手は
「障がいがあるということで、今までは気をつかっていたこともあったが、プロの投手なのだから、はっきり言おうと思った」 と後日コメントを残していました。
 
 
 今から20年ほど前、
私のクラスに入ってきた障がいのある子に私は、みんなと同じように名字でその子を呼びました。すると彼女は、びっくりしたような顔をしていましたが、家に帰ってからお母さんに
「今度の先生は、私のことを 『ふーちゃん』 と呼ばずに 『山本さん』 と呼んだんだよ」
 とうれしそうに話したそうです。
また、ある時は
「今日、先生に怒られて、私泣いちゃった」
と生き生きと報告したというのです。
 
私は講演や研修の中でも、「ほめる」 ことをよく強調するのですが、
「怒る」ことも大事なのですよね。
「ほめる」 ことも 「認める」 ことなのですが、
「怒る」 ことも 「認める」 ことなのですよね。
 
そういや、昔、あいつも言うてましたわ。
ゴンタで悪いことばかりしていたNが
「先生に怒られてうれしかった」
って・・・・・。
(そう思ってたんやったら、いうこときかんか!)
 
 
最後に、石井投手にお願いです。
「他の球団は抑えてもいいけど、タイガースだけには負けてね」
 
 
 
※「怒る」と「叱る」の違いを指摘される方もいますが、私はあまり意識しません。
 感情むき出しに怒るのもけっこう大事だと思っています。
 
 
 
 

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Posted by naka602 at 07:50 | TrackBack (0)
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