fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text 昨日の授業(聖和短大)では、これまでとは違う感想が多くありました。 今回は 「保護者との連携」 がテーマで、先生と保護者をどうつなぐか、親をどう支援するか、子育てのポイント等を話したのですが、いつになく授業を聞きながら涙を流す学生が多かったのです。 特に ♪未来へ♪ の時は、多かったですね。 授業後の 「仲島先生に言いたいこと」 には、その気持ちが多く綴られていました。 これまでは、授業の内容に対する感想が多かったのですが、昨日は圧倒的に「自分の母」や「自分の父」を語っているのです。 親からいっぱいの愛情を受けてきたことへの感謝を書く学生、 親に反抗ばかりしていた自分の反省を書く学生、 将来はこんな母親になりたいと書く学生。 そして、自分のこれまでの辛かった過去を書く学生もいました。 親との確執、兄弟の確執、そんな悩み相談的な感想もありました。 母子家庭で育った学生もけっこういるもわかりました。 ちょうど前日が「母の日」でもあったし、地方から出てきて一人暮らしを始めた学生も多かったこともあり、「自分の母」や「自分の父」のことを、私の話を聞きながら思い出していたのでしょう。 「教師論」の授業ですから、本来は「教師としてこんなふうにしたい」とか「教師の大事なことはこういうところだ」と内容にそった感想が出てくるのがいいのかもしれませんが、それとは関係なしに「自分のこと」を語ってくれた今回の授業は、もしかしたら 「なかなかイケてる授業」 だったのかもしれませんね。 「まだ友達には言えていないけど、先生には話しておきます。先生の心の中にしまっておいてください」 そんな言葉で辛い過去を綴ってくれた学生がいます。 自分の秘密は誰にも知られたくない、そんなことは言いたくない。 ・・・・・・・・・でも裏を返せば、そんな秘密だからこそ、本当は聞いてほしいのです。 聞いてくれる人を求めているのです。 あと1回で、私の授業は終わりです。この学生に関わってやれないことに申し訳ない気持ちもあるのですが、きっとそれを話せる友達ができる、きっといい出会いがある、そんなメッセージを来週の最後の授業では話しておきたいと思っています。
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