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2009年6月21日
自習で子どもを育てる
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 今月の元気塾のテーマは 「自習で子どもを育てる」
出張で自習、他の学級の研究授業で自習、先生の病気で自習・・・・
と自習の機会はよくあるものですが、
そんな自習の時間の様子を見たら、そのクラスが本物かどうかわかるのです。
つまり、先生から課題を出されて、それをこなしていく時間を自習というのか、
それとも、自分たちで課題をみつけ、自分たちで学習していく時間を自習というのか
教師のそのとらえ方によって、学級はずいぶん変わってくるのです。
 
ある先生の感想です。
 
今日は元気塾でお話を聞かせていただき、元気がこみあげてきた2時間になりました。
「自習で子どもを育てる」 そんな学級経営をめざしてこれからもがんばっていきます。
これまで私は、自習といえば担任がいない時に子どもが怪我をしないようにということばかりが頭の中にあり、課題を与えてどこか管理的な時間にしていました。そんな自習にいつもしっくりこない違和感がありました。今日、先生のお話を聞かせていただき、
「自分がめざしている学級の姿、子どもの姿はこれなんや」
と思いました。私は子どもたちに
「自分がいいと思った工夫はどんどん行動にしてごらん。わからないんやったら本気でわかろうとして、いいと思ったことはどんどんやったらいい」 そう言っています。
  授業中、わいわいガヤガヤ賑やかに教え合う声、相談し合う声がある。
  友達がどうやっているのか、何考えているのか気になるから、近くに行ってみる。
  困っている子がいると、その子のもとに自然に動いていく子どもたち。
そんな子どもたちの姿が私の理想です。
今日の先生のお話から、日頃の子どもへの仕掛け、教師が子どもの中に飛び込んでいく、その大切さを見つめ直すことができました。 「待つ」 という子どもへの信頼がなくてはならない、子どもへの細やかな教師の動きを大切に積み重ねなければいけない、今そのことを強く感じています。そして目の前の子どもに 「ワザワザ」 をしたい。だから早く月曜日が来てほしい、そう思っています。
今日は元気になれた嬉しい時間をありがとうございました。仲島先生にお会いできる次の機会を楽しみにして、学校中の誰にも負けへん元気な自分でがんばっていきます。これからもどうぞよろしくお願いします。 (明石市 Y.N)

 
今回の元気塾では
仲島学級の「自習への取り組みの変遷」でのキーワードを紹介しました。
@ 自分たちで考える。そして動く。
A 先生、これどうするの?
B とっても助かりました。
C 思うだけでは何も変わらない。まずは動いてみること。
D 「思う」から「動く」に移る時、小さな勇気がいる。この勇気を「チャレンジ」という。
E 失敗してもいい。大事なことは、次どうするかだ。
F 支え合う算数。
G 自分たちが、自分たちのために、自分たちでつくる時間。
H 自分たちで学習を始める。
I 「わからない」から「動かない」ではなく、「わからない」から「動く」のだ。
J 先生は、こっち来なくてもいいから。
K もう10歳だもん、それくらいできるよ。
L 人間は「人の間」と書く。その人と人の間に、温かい関係や支え合う関係が
  あれば、人間は「がんばる力」が湧き出て、優しく強く大きく成長する。
M 一人の喜びは、みんなの喜び。
N この子たちは、本当にすごい!
 
そんな今回の元気塾でした。
 
次回は7月18日、テーマは 「運動会はドラマ」
運動会への取り組み次第で、子どもはすばらしい感動のドラマをつくり出します。
そんな子どもたちに私たち教師は涙してしまうのです。
どうぞお楽しみに・・・。
 

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Posted by naka602 at 22:00 | TrackBack (0)
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