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2010年1月3日
学校にも 「ボケ、ツッコミ」 を
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漫才には、ボケとツッコミの役割があります。
ツッコミは、普通の価値観、常識や建前ですが、それに対してボケは、あえて外す、
つまり別の側面から見たり、非常識な考え方をぶつけたりして意外な視点に持ち込
んでいく。そこに笑いや面白さが生まれるのです。
 
実はどんな仕事にも、漫才のボケとツッコミのような複眼の手法が役に立ちます。
まじめだけどいい企画が作れないという人は意外に多いと思うのですが、それは
一枚岩で考えてしまうからで、自分一人で、あるいはチームでボケ、ツッコミをやっ
てみると突破口も開けたりするものです。
 
今の世の中、ツッコミばかりがまかり通り、当たり前のことや建前がきまじめに
語られすぎています。クレームを恐れて当たり障りのない意見が並び、柔軟性が
ありません。だから窮屈だし、誰もが閉塞感を抱き、元気がなくなっているのでは
ないでしょうか。ボケも入れる、本音を言ってみる、笑われるかもしれない提案をし
てみる。そこから空気の流れが変わり、思わぬ花が咲くこともあると思います。
いっそ学校の必須科目は、読み書きそろばんボケツッコミとすればいのです(笑)
それによって人と生き生きと関わるコミュニケーションの力もつき、仲間と違う意見
を言ってもはじき出されず、知恵もわいてきます。そんな中から素晴らしいものが生
まれてくるのです。  (朝日2010.1.3 木村政雄「仕事人」から仲島が抜粋編集)
 
 

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Posted by naka602 at 09:57 | TrackBack (0)
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