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2010年6月20日
6月の元気塾
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今日6月20日は、本当なら宮崎県にいたのですが、
あの口蹄疫で講演会が中止になりました。
口蹄疫は、私たちが考えている以上に深刻で大変な状況なのです。
宮崎県の農家の方が早く元気になれる状況になってほしいと祈るばかりです。
 
さて、
昨日19日の元気塾ですが、
毎年6月の元気塾は、父の日の土曜参観等に重なり、例年参加者が少ないのです。
なのに・・・・・今回は53名参加という大盛況でした。ホントびっくりでした。
今回のテーマは 「歌声あふれる学級に!」 ということで、
歌の指導の仕方、特にピアノが弾けない先生が、どうやって歌の指導をしたらいいか
ということを話させてもらいました。
 
私は音楽が大の苦手、もちろんピアノは弾けないし、楽譜も読めない、歌は下手と
どうしようもない教師でした。そんな私が独自の方法で「歌声あふれる学級」をつくり
出していったという「仲島流」の音楽指導法を伝えていきました。
音楽の専門家が聞くと、それはおかしい!と言われるかもしれませんが、とにかく
子どもは歌が大好きで、歌が上手になっていったのですからどうしようもありません(笑)
音楽の先生が 「なんでこんなにうまくなったんや」 と驚かれたのです。
 
その方法は、一言で言うと 「ピアノを弾かずにCDで歌わせる」 ということなのですが、
そこにいろいろ工夫を凝らします。その「ワザワザ」で子どもが飛躍的にうまくなってい
きました。そんな邪道な方法を先生たちにお伝えしました(笑)
実は、この邪道な方法を公的?に教えていいのか、ずっと迷っていましたが、2年前
に元気塾で初めてやってみると好評だったので、今回再び登場となったわけです。
 
私は専門的なことはわかりませんでした。でも子どもが一生懸命にしているのは
わかりますから、それはめちゃめちゃ褒めていました。とにかく褒める褒めるの指導
だったのです。技術的な指導より、「心を合わせるといい歌になるよ」的な精神指導
だったのかもわかりません。
その証拠に、当時の2年生の子どもがこんな文を書くのですから・・・・・・
「2年生で歌を歌うようになってから、1年生の時とは差がつきました。やっぱり
 歌う心が大事だなぁと思います。ぼくは、いつも歌う心は優しい心の奥にしまって
 おきます。そして音楽の時間になるとそっと出します。(谷岡茂樹)」
「歌を歌う時、私は最初に心をしずませて、ほかのことは忘れます。 それから歌いま
 す。 (東節子)」
 
私は音楽に詳しくなかったからこそ、よかったのかもしれません。
その証拠に、私はベテランになり、音楽に詳しくなってからの歌唱指導はだんだん
下手になっていきました。(よけいなことをいろいろ言うようになったからでしょう)
 
 
あの林竹二さん(元宮城教育大学学長)は言いました。
「教師の教えよう教えようとする意志が、教師を盲目にし、教育を破壊し、子どもたち
を殺している。教師は教えることに気をとられて、目の前にいる子どもたちの内にうご
めいているものが見えなくなっているのだ。教えるべきことがあって、子どもがない。
そんなところに教育はありえない」
 
 
 

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Posted by naka602 at 00:18 | TrackBack (0)
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