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2010年11月23日 |
25年ぶりの再会 |
今日は東京・渋谷での仕事でしたが、終わった後、新宿のジュンク堂に行ってきました。 (6月30日) 仲島正教先生 こんばんは。 大変ご無沙汰しております。 1年中ランニングシャツだった阪根正行です(笑)。 ブログにも書いて頂きありがというございます! 僕はさすがに今は1年中ランニングシャツではありませんが、仲島先生 は当時と全然変わってないですね(笑)。 今でも仲島先生との出会いはよく覚えています。 初めて段西に登校したあの日、そりゃ僕も当然緊張してガチガチだった 訳です。が、先生がみんなの前でいきなり大ジャンプをしてみせたの で、「うわっ!」って、その瞬間に緊張がふっ飛びました! なんだか、あのジャンプで僕の小学校6年間を総括してしまいそ うな、それぐらいの元気パワーをもらったように思います。いや、いま でも覚えているので一生分の元気をもらったのかもしれません。
私が25歳の時、初めて1年生を担任した時に、彼に出会ったのですが、 初めての1年生担任で、私は戸惑いまくっていました。 その上、クラスには今でいう「発達障がい」の子どももいて、その子にも振り回され、 毎日クタクタになっていました。 (当時、記録ノートに日記をつけていたのですが、毎日毎日しんどいと書きまくっていま したし、途中からは書く気力もなくなっていました) そんな中で、彼の存在は大きかったのです。 ひらがなを教えると 「書けた!」と喜んでくれ、給食の時は「おいしい!」といっぱい食べ、 外に出て遊ぼうと言うと、一番に教室を飛び出し元気いっぱいに走り回るのです。 そんなメチャ子どもらしい姿に、私は癒され、励まされ、元気をもらっていました。 そして「発達障がい」の子が教室を飛び出すと、一番先に追いかけてくれていたのです。
彼は、勉強もできるし、運動もできるし、性格もいい、そんな申し分のない子どもでした。 5年生の時に転校し、それ以後彼がどんな人生を送ったのかは、わからなかったので すが、今回いろいろ教えてくれました。 たくさんの苦労があったようです。特に大学卒業後に大きな挫折も味わいながら、 今の職業に就いたようです。当初の夢とはまったく違う理系から文系への転身に 悩み多き時間を費やした彼なのです。 でも私がみる限り、今の彼はキラキラと輝いていました。 彼は今、ジュンク堂の書店員ですが・・・・・・すごいことをいろいろやっています。 ただの書店員ではありません、「発信する書店員」です。 本の魅力を伝えるために、トークイベントをはじめ、読者と作者と出版社をつなぐ いろいろな試みをしています。 (「情熱大陸」で紹介したいくらいです)
先日、共著ですが彼は本を出しました。 「ハブ型書店員の可能性〜本の生態系を取り戻すために」 電子書籍元年を迎え、これからの本の可能性と未来を語ってくれていました。 もう立派なライターでもあります。すごい奴ですわ。
そんな立派なライターでもある彼の、小学校1年生の時の作文を見つけました。
「ぼくのうちは、めだかをかっている。 まいにち、えさをやっている。 めだかは、たまごをぶらさげている。 めだかは、ぼくをみておよいでいる。 めだかのちぎょが、うまれた。 でも、すぐにしんじゃった。 ぼくは、さかながすきだ。 さかなが、なんですきかというと さかなのさかと ぼくのさかと いっしょだからです。 (さかね まさゆき) 」
ええ作文や(笑) 「また東京に行ったら連絡しますね、阪根君」
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Posted by naka602 at 07:06
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