fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text 今日の元気塾は、「同和教育の基礎基本」というテーマでした。 人権・同和教育については、1年に必ず1度は入れる元気塾の定番テーマです。 内容もほぼ同じことを毎回繰り返しています。 なので、今日も 「3回目です」 とか 「昨年も聞きました」 という先生がけっこういました。 新卒8年目で30歳になったA先生は言います。 「3年連続で同和教育の元気塾に来ています。弱い自分と向き合い、常に自分はどう なんやろ? と考える良い機会となっています。自分自身が直面した差別的事象を乗り 越えるためにも学び続けていく必要があると感じています」 5年目のB先生は 「仲島先生の人権の話は3回目です。回を重ねるごとに、自分の中に少しずつですが、 入ってきています。僕はすごく理解力が低い子どもでした。これまでも何度も何度も感じ ることで成長してきました」 こういう感想を聞くと、本当にうれしく思うと同時に、その先生たちの背中に、光を見るの です。こういう先生たちがいてくれたら、人権教育も大丈夫だと確信するのです。 一度聞いて 「わかりました」 ではなく、もっと 「わかりたい」・・・・そういう先生の姿が 子どもを幸せにしてくれるのだと思うのです。 今日、紹介した3人の教師の言葉です。 ★私は、同和教育の仕事は差別を受けてこられたみなさんを何とかしてあげる、そんな 問題よりももっともっと根本的な問題は、長い間差別の底で泣いてこられ、今もなお泣き 続けていらっしゃる方がいっぱいいることを知りながら、それに対して私の胸は痛まなか った、そういう人でなしの私を見極め、私自身の胸の痛みの感覚を回復し、私自身を もう少し人間らしい痛みを痛みとして感じられることの人間に変革していくこと、これを 同和教育の基本と考えてきました。 (東井義雄) ★人権の学習とは、頭で学ぶものではないらしい。 本物の生き方をしている人との出会いが、たくさんある方がいいらしい。 (野口克海) ★人は誰でも、さびしい面、弱い面を引きずっている。 そう、自分にも差別心がある。 でも、それでいいの? そんな自分でいいの? 人間として、その生き方はどうなの? そんな自分を振り返り、自分を磨いていく。 そんな私が人間になっていく営み、それが人権教育だろうと思う。 (仲島正教)
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