fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text 体育の授業と、道徳の授業は、 ちゃんと教えてもらわないとかつて自分が受けていた授業をそのまましてしまう傾向が 強い教科だと思います。だからこそ、研究授業をして、または研究授業を見に行って、 自分の授業を見直す必要があります。 今日は兵庫県内のある小学校に行ってきました。 新進気鋭の2年目の男性教師の2年生の体育(ボール運動)の研究授業でした。 校長先生から、「素直な先生で熱心なので厳しく指摘してやってください」とも言われてい ましたので、事後研究会では、ズバズバ言わせてもらいました。普通の指導主事では 多分ここまでは言わないだろうな、というところまで、細かく助言させてもらいました。 体育館に入ってくるところから、終わって体育館を出るところまで、45分間全部、事細か く解説しました。(本当は教室の中からどうするかも言いたかったのですが、そこは遠慮 しました) 授業が始まって、最初の10分間ほどは、まさに昔の体育の典型例です。 事後研究会で、そこを指摘する先生はいません。ほとんどの先生方も、やはり体育の イメージは昔のままなのです。そこを私が、「おかしい!」と言うので、先生方もびっくりさ れたことでしょう。 集合の仕方、準備運動の仕方、集団行動の仕方・・昔のままでした。 こうすれば子どもはもっと動くし、目がキラキラしますよ・・・そんな実例を話しました。 そしてボール遊びが始まりますが、1人で2人で、7人でとボール遊びが進んでいきま すが、ここでも一つ一つの場面ごとに全部解説しました。そんな助言、指示では子どもは 動かないから、こう言うといいし、次の活動はこうした方がいい。その授業展開は先生の 独りよがりで、子どもの気持ちに沿っていない。だから、だんだん子どもの聞く姿勢も悪く なるし、ガサガサし始める。そんな厳しい指摘が続きます。でもあの時、A君がちゃんと出 来たのは、先生のあの指示がよかったからと、いい所は誉めました。 そして最後に、体育で子どもを育てるとは、こういうことで、それが他教科や生活に生きる という体育の素晴らしさも話しました。 ホンマ長〜い指導助言でした((笑) 長すぎるのは、ダメですね(笑) でも彼には、きっと今日の指摘がわかる時がくると思います。 そんな彼だからこそ話したのです。 がんばってほしい! ただそれだけです。
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