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2012年11月1日
尼崎・立花北小の体育は素晴らしい
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今日は、尼崎市立立花北小学校で、体育の公開研究会が開かれました。
市外からもたくさんの先生方が参観に来られました。
 
私は、立花北小へは、9月の運動会にも行ったのですが、その時の子どもたちの
生き生きした姿が忘れられずに、今日もすごく期待してやってきました。
そして・・・・
期待通りというか、期待以上でした。すごく感動してしまいました。
東京から文科省の教科調査官(石川泰成先生)も来られていましたが、講演会の冒頭に
「すがすがしい気持ちになりました」
と話されましたが、私も同じ気持ちでした。
ホンマいいですわ、立花北小の体育は。
 
 
公開授業は、1年の「ボール遊び」、3年の「鉄棒運動」、6年の「キャッチバレーボール」
 
1年生のかわいい子どもたちが楽しそうに運動場いっぱいに走り回り、ボールを運んで
いました。少しベテランの女性の先生(体育が専門ではない先生)が子どもたちを魔法に
かけたように動かせていました。 授業が終わったあとの子どもたちは、教室に戻る途中
にある「超ロングうんてい(約40m)」にもぶら下がっていました。ホンマ元気です。
 
3年生の鉄棒運動。 「鉄棒を1時間ずっと一生懸命に出来る子どもたち」 の姿に
感動です。そんな授業ってなかなかできないのです。多くの学校では、子どもも先生も
鉄棒を敬遠しがちなのです。鉄棒の授業は難しいのです。
でも、こんな指導をすれば 「子どもは鉄棒が大好きになる」 のです。
子どもたちの集合等のキビキビした動きにも感心したのですが、授業が終わったあと、
廊下の片隅で、ビブス(ゼッケン)をきちんとたたんでいる係りの子どもにも感動しました。
こんな細部まできちんと指導されているのですね。
 
6年生の「キャッチバレーボール」では、運動の得意な子も苦手な子も関係ありません。
男子も女子も関係ありません。チームが一つになって作戦をたて、ゲームに取り組む姿
に感動です。目が輝いていました。 体育の授業でこんな6年生に育っていくんですね。 
この子たちはきっと教室の国語や算数でも、協力して学習を進めていることでしょう。
本当に見事な指導です。
私などは完全に乗り遅れているのですが、この6年生は、「iーPad」 を使っていました。
びっくりしましたわ。まるで全日本の監督みたい(笑)
 
立花北小学校は、体育の研究を始めて、今年で34年目になるそうです。
脈々と続くこの研究には本当に頭が下がります。ここまでなかなかできないです。
全国各地で体育の研究校が少なくなっていますが、貴重な存在です。
体育を一生懸命にやれば、生活も生き生きしますし、勉強も好きになります。
いじめなんかやっている暇はありません。
子どもはやっぱり 「体を動かしてナンボ」 ですわ。
 
 
私のほんの小さな自慢は、
実は10数年前、立花北小の体育の研究授業の指導助言に来たことがあるのです。
ほんのほんのほんの少しですが、私も関わっていたのです(笑)
それと、
今、立花北小学校の指導に入っている東京学芸大学の松田恵示教授は
大教大体育科の私の後輩なのです。校長室で私と出会うと「先輩!」と呼んでくれ
ました(笑) 凄い後輩をもちました。
 
 
 
今、尼崎は、あの事件でいいイメージがありませんが、
立花北の子どもたちを見ていると、そんなことを忘れさせてくれます。
尼崎市は、本当は文化と歴史の街です。
そして子どもたちがとっても元気な街なのです。
 
 

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Posted by naka602 at 00:08 | TrackBack (0)
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