fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text 今日の元気塾のテーマは 「学級通信のすすめ」。 2年前の元気塾でもこのテーマで話していますし、普段の元気塾でもよく学級通信の 話は出ていますので、若い先生たちにとっては、私の定番話です。 そんないつもの話とともに今日は、学級通信を製本にする方法も伝えました。 実際の紙を使って、ここにホッチキスをし、ここを金づちで叩き、ここを揃えて、ここを 切って、ここを折って、ここに糊をつけて、ここを切る・・・・・・という手順を見せながら 説明しました。 元気塾が終わってから 「やってみます!」 と若い先生から声をかけてもらいました。 ぜひやってみてほしいですね。 自分で製本すると、ホンマいいですよ。 学級通信が光ります! 昨夜、元気塾の前に、過去の学級通信をいろいろ読み返しました。 読み始めると懐かしくて、面白くて、なかなか寝れませんでした。 忘れていることがいっぱいありました。 ある学校の2年生を担任した時の学級通信です。当時、1学期は保護者向け、2学期 からは子ども向けに書いていましたが、その1学期の保護者向けの文章の中から おもしろいエピソードを少し紹介します。 ★火曜日、しゃべってばかりで給食を食べるのが遅い子がいたので、 「先生の机の横にあなたの机をつけてここで食べなさい!」 と叱ったのですが、 その子は、なんかうれしそうなのです。 水曜日、「ぼくは、食べるのが遅いので、先生の机の横で食べさせてください」 と言うので、私の横で食べさせました。なんかうれしそうでした。 木曜日、私が給食室から戻ってくると、先生の机の横に6つ机が並んでいました。 6人ともうれしそうな顔で待っていました。えーーー。 ★遠足のおやつの時のことです。わたしが空っぽの袋を持っていると、子どもたちから おやつのプレゼントです。みるみるうちに袋はいっぱいになりました。 それを見ていたある男の子が 「先生っていいなあ、おやつをもらえるから・・・」 「じゃあ、先生になったらどう?」 「うん、ぼく先生になる!」 と強い口調でこたえるのです。なんてかわいいのでしょう。 学校に戻ってからも、私のそばに来て 「ぼく、先生になるで!」 と言って帰っていきました。 (※この子は、3月の文集に「大きくなったら小学校の先生になる」って書いていました。 ・・・・・そして今、この男の子は本当に先生になりました。 ただし高校の先生です。 (高校生は先生におやつくれへんやろうな)) (※連絡帳に保護者がいろいろ書いてきてくださるので、それも学級通信に載せます) ↓ ★こんな連絡帳が届きました。 「仲島先生、今日の夕焼け見られましたか?私が見たのは7時すぎだったのですが、 影絵のような六甲山と、本当にきれいな水色の空とピンク色の雲。あまりにきれいなの で、テレビを見ていた我が子を呼んで二人でしばらく見ていました。夕焼けの映った息子 の顔をみてすごくいとおしくなりました。 最近、何かとバタバタとしていて、大切なものを忘れかけていたのかもしれません。 今日は久しぶりにゆったりとした心で一日が終われました。 夕焼けと、大好きなドラゴンボールを中断して、つきあってくれた息子に感謝」 (※上の通信から10日後、ほかの保護者の方からも同じような連絡帳が届きます) ↓ ★「日曜日の夕方、自転車に乗っていると、わが子が「お母さん、山の方がきれいな〜」 と言うんです。いつも前ばかり見ている子が遠くの方を見て、私に言うのです。私は なんか感動しました。あの子の中で、何かが変わっていっているのかなと思いました。 先生、いつもありがとうございます」 (※母子の二人暮らし。ちょっとやんちゃな子でしたが、その後変わっていきました) やっぱり学級通信はいいですね。 子どもも親も教師も、みんないい気持ちになるのですから・・・・ そしてそれは、 数年後、読み返すと、またいい気持ちになるのですから・・・・ そんな学級通信が製本されて、私の本棚にたくさん入っています。 私の大事な大事な宝物です。 「がんばれ若い先生たち!」 「3月には製本するんやで!」
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