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2013年11月1日
授業で教師も子どもも変わる
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先日、小野南中学校の授業を見てましたが、今回は尼崎市の武庫の里小学校の研究発表会で、算数の授業を7学級(1年〜6年、特別支援学級)見てきました。

今回もいい授業を見て、ええ気分になりましたわ。
いや〜ホント素晴らしかったです!
子どもの目が輝いていましたね。
どのクラスの子どもたちもホンマいい表情でした。


今日の授業はどのクラスも、子どもがあまり好きでない場面をあえて取り上げていました。それを子ども同士でじっくり考えさせ、子ども自身がみんなに説明していくのです。教師はそれを「待ち」「支えて」「つないで」いきます。特に教師にとって「待ち」は大変です。先生が言えば簡単にすむことを、あえて考えさせるのですから時間がかかります。一見、回り道、遠道に見えますが、長い目で見るとこれが「近道」になるのです。

こんな授業はなかなかできません。校長先生が「これが日々の実践の成果です」と言われていましたが、普段からしていなくてはこんな授業はできません。これは本当に素晴らしいことですし、武庫の里小の先生方の日々の努力には頭が下がります。


同志社小の太田誠先生が、今日の授業を見てこんな講評をされていました。
★子ども自身が1時間の授業のイメージを持って進んでいた。
★間違いが許され、それを皆で修正していく風土があった。
★誰もが自分の考えを伝え合うことができる学級であった。
★まずは子どもの声をきき、そこから授業が進んでいくスタイルであった。

算数と言えば「100マス計算」のような反復練習のイメージもありますが、本質はそんなことだけではありません。もちろん反復練習も大事な学習ですが、武庫の里小学校のような「算数的活動」「数学的思考」を深めていく学習こそが「生きる力」の育成につながるのでしょう。



尼崎市は学力向上に向けていろいろな取り組みをしてきましたが、この5年間の伸び率は県内でもトップクラスの成果を出しています。放課後学習等の効果もあるでしょうが、やはり一番は「授業改善」でしょう。武庫の里小学校の授業を見て改めて確信しました。
教師の命は「授業」です。


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Posted by naka602 at 10:43 | TrackBack (0)
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