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2014年3月12日
教え子の活躍
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今朝(3/12)の朝日新聞の阪神版を見て、びっくり。
教え子の田中友樹(26歳)の写真がデカデカと載っているのです。
おぉ〜友樹や〜〜! 友樹が載っている!


「東日本大震災から3年 〜忘れぬ思い〜」
という見出しで、西宮市職員の復興への関わりが特集となっていました。
田中友樹は、宮城県南三陸町へ復興支援で半年間派遣され、
「震災復興祈念公園」の計画立案に関わってきました。
田中友樹が公務員を志したのは「子どもたちの憩いの場となる公園を作りたい」
というのが動機でしたが、それが震災復興支援という形で実現したのです。

半年間の派遣から帰ってきたあと、田中友樹と飲みました。
いろんな苦労もたくさんあったようですが、本当に精一杯頑張っていました。
そしてこれからも「関わり続けたい」と言うのです。

そんな教え子の活躍に、私は目を細め、幸せを感じるのでした。

私は田中友樹を6年で担任したのですが、
この学校は阪神大震災で出来た学校です。西宮浜という埋立地に多くの
復興住宅が建ち、そのために急遽開校した新設校でした。
そんな阪神大震災を経験した友樹がこうやって東北に支援に行ってくれ
たのは本当にうれしいことです。自慢の教え子です。


田中友樹のエピソードをもう一つ。

6年の3学期、1月下旬のことです。
私はクラスのちょっとやんちゃな男5人を連れて、高槻シティマラソンに
参加しました。あいにくの雨模様の中、6人で3kmを走ったのですが、
43歳の私は5人から随分遅れてしまいました。
雨もたくさん降ってくる中、私はやっとゴールに近づいてきたのですが、
よく見ると、向こうの方のゴールラインの所で
5人がずぶぬれになりながら、私に手を振って待っているのです。

ゴールすると
「センセー遅いやんか。大丈夫?」
「おまえらアホか。そんなんしてたら風邪ひくぞ」
と言いつつ、雨と涙が一緒に流れました。

そのあと、テントの下に入り、お互いの体をタオルで拭き合ったあと、
熱いうどんをごちそうしてやりました。
「センセー、このうどんむちゃくちゃうまい! センセーありがとう」
たった100円のうどんに、こんな言葉を返してくれる子どもたちです。
いつもはやんちゃなこともする5人でしたが、ホント愛おしく、抱きしめて
やりたくなりました。

この5人の中の一人が田中友樹です。
ホント自慢の教え子です。








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Posted by naka602 at 22:49 | TrackBack (0)
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