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2014年12月3日
ゆずちゃん
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明日(4日)から「神戸ルミナリエ」が始まります。あの阪神大震災があった1995年から始まり、今回で20回目です。そうあれから20年が経つのです。

一昨日、西宮市家庭教育振興市民会議がありました。この市民会議は市内の
家庭教育関係団体の代表が集まり、西宮市の家庭教育について考えるもので
1981年に発足しました。現在、その議長を私がさせていただいています。

毎回、会議の最後は議長である私が「まとめの挨拶」をするのですが、
ここのところ「まとめの挨拶」は「絵本の読み聞かせ」をしています。
そうです、各種団体の代表である大人に向けての読み聞かせです。

今回の絵本は「ゆずちゃん」(作・肥田美代子 絵・石倉欣二 ポプラ社)
阪神大震災を題材にした絵本です。
あと1か月で、あの日1.17がやってきます。
そんなこともあり、この絵本を選びました。

辛くて悲しい話ですが、私は淡々と読んでいきました。
昨夜も一応読む練習はしてきましたので、スラスラと読み進めていきました。
なのになのに、
最後のふうせんを飛ばす場面で、急に読めなくなってしまいました。
不覚にも涙が出て読めないのです。
今までも何度も読んできた絵本です。
これまで一度もそんなことはなかったのに、なぜか今回は読めなかったのです。


あとで考えてみると涙の伏線はありました。
実はこの会議の冒頭でも阪神大震災のことを描いた人権冊子「じしんがおきた日」
を紹介していたのです。(※西宮市の2014年版人権冊子NO.15)
この人権冊子は、震災当時私が勤めていた西宮・平木小の4年だった廣瀬智恵ちゃ
んが大人になってから作った絵本を冊子にしたものです。
多分、この智恵ちゃんの絵本と「ゆずちゃん」が重なってしまったのでしょう。


絵本の読み聞かせで泣いてしまったのは、実は2度目です。
1度目はもう36年前の新任教師(22歳)の時です。
先生になって初めて買った絵本「火 (作・斎藤隆介)」を、
教室で3年生の子どもたちに読みながら泣いてしまったのです。
今回は36年ぶりの涙になってしまいました。


「神戸ルミナリエ」1995年の第1回目は行ってきましたが、それ以降は
一度も行っていません。人が多すぎです(笑)

あれから20年です。



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Posted by naka602 at 08:12 | TrackBack (0)
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