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2017年12月20日
こんな研修を教育委員会でも
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今日は兵庫教育大学で「学級で出来るゲームや手品」の特別講義をしてきました。兵庫教育大では3度目の「ゲーム実技研修」です。これはなかなか好評で、卒業してから学校現場でとても役立つと言ってもらえています。

もちろん教師の本分は授業ですが、
たまにはゲームや手品で子どもの目を輝かせてやりたいものです。
そんなワザも持っておくことはとても大事だと私は思っています。

でも学生たちには、ゲームや手品をして遊ぶだけだったら
「ただの遊んでくれる兄ちゃん姉ちゃん」に過ぎない。
「ゲームをしながら子どもを育てる」のですよ。
とゲームや手品の時のポイントを教えています。


「拍手を1回!」は心を合わせるゲームだと思っているだろうけど
本当はしんどい子を見つけるゲームでもあるんだ。
ほとんどの子どもたちは、みんな揃えようと頑張るけど、
わざとに揃えない子もいるんだ。
そういう子を助けてやるのが教師の仕事だ。

「大あらし」と「ドキドキゲーム」の中では、
先生は子どもと一緒に動きながら楽しみながら、何を見ているのか?
「大あらし」では「朝ごはんを食べた人?」って問題が出たら、ワァーと
動きながらも「誰が動いていないのか?あっあの子だ!」と見ておくこと。
「ドキドキゲーム」では、同時にアウトになった時、子どもたちがどう
解決していくのか?また友達関係もいろいろ見えてくる。

これは一見ただの手品だけど、
実は算数の勉強に関係している。
これは国語の助詞、これは理科の科学的なことが関係している・・・。
「手品を楽しみながら、勉強の力もつく」まさに一石二鳥です(笑)

もちろん、そんな打算的な?ゲームばかりではありません。
ただただ遊ぶだけ
汗をいっぱいいっぱいかくだけ
そんなゲームが面白いのです。
そんな手品に目を輝かすのです。

一番大事なのは「先生が楽しむ」ことです。
今回も私自身がいっぱい楽しみました。汗もかきました。
学生たちも笑顔いっぱい、汗ブルブル・・・でした。

終わったあと、
学生たちが教室を出ていく時の顔は、みんな笑顔でした。
「ありがとうございました〜〜〜〜!」
とみんな元気な声です。
あの嬉しそうな顔に、私も元気をもらうのです。


こんな研修をやっているのは「元気塾」と「兵庫教育大」だけです。
各地の教育委員会では「初任者研修会」として
いろんな難しい研修をしていますが
こんな「遊び研修」をしている所はありません。
やったらいいのになあと思いますけどね・・・。
そんな柔らかい頭を持った指導主事、課長、部長さんが
現れてほしいものです。


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Posted by naka602 at 12:35 | TrackBack (0)
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