« 前のエントリー | Main | 次のエントリー » | TrackBack |
2018年3月21日 |
卒業式はいいね |
県立鳴尾高校の卒業式の答辞を読んだ男子生徒は 12月の鳴尾高校での私の講演の後、涙を流しならお礼の言葉を 言ってくれたF君でした。そのF君の答辞の最後の言葉は 「みんなに出会えてよかった。みんながいてよかった」 だったそうです。 鳴尾高校PTA会長さんから、この話を聞いて涙が出てしまいました。 尼崎の園田中学校の藤山校長は、私のかわいい後輩です。 かわいい後輩の校長がこの3月で退職なので、最後の後輩の晴れ姿を 見に行きました。 卒業証書を一人ひとりに渡しながら、藤山校長は何か話しています。 そしてうなずく生徒たちの姿はとても温かく、感動しました。 そんなシーンにも涙が出るし、最後の全員合唱「遥か」には涙がとまり ませんでした。自分は当事者ではないのに涙が出るのです。 藤山校長曰く「なんで校長の俺より、仲島さんが先に泣くんですか」 尼崎の潮小学校の藤本校長も退職です。 最後の校長としての式辞を立派に話したのですが、最後の最後が 「尼崎市立う・・しぉ・・しょうがっこちょ・・ふ・・じもと・・」 涙ぐみちゃんと言えませんでした。 そんな感極まる姿に、また涙です。 そして子どもたちの合唱「あなたにありがとう」でまた涙。 なんでなんで、当事者でない私が・・・関係ない私が泣くねん。 潮小学校では、午後からもう一つ卒業式がありました。 潮小の教職員が仕組んだサプライズです。 藤本校長退職の卒業式です。私もそのサプライズに参加です。 午前中の卒業式が無事に終わり、職員室でも終了後の挨拶が終わり、 藤本校長が校長室に戻ってきます。来賓の方も帰ったのに私はまだ 残っています。そして藤本校長といろいろ話をしていました。 これが時間かせぎです。 その間に先生たちは体育館に移動です。体育館にはPTA役員も 勢揃いです。午前の式場がそのまま使われます。 準備万端のころ、私は「トイレ」と言って校長室を出ていきます。 そのまま体育館に私が行き、準備完了。 そして藤本校長が呼び出され、体育館へ 卒業式の司会進行の正木先生が、まったく同じことを言います。 「卒業生入場」・・・校長先生は戸惑いながら入場し一人着席。 「只今より、藤本吉将校長の卒業証書授与式を行います」 「校歌斉唱」・・・みんなで歌います。 「川野学校評議員式辞」・・・元校長先生だった川野先生が 若いころのエピソードを話してくださいました。 「門出の詩」・・・先生たちの呼びかけです。そして最後は 教職員全員で「糸」の合唱です。 「これをもちまして、藤本校長先生の卒業式を終わります」 「一同礼」 藤本校長も先生方も、そして一緒に参列して下さったPTA役員さんも みんな涙涙涙でした。私も涙。 なんていいシーンやねん。 卒業式はやっぱりいいもんですね。 |
3月は卒業式のシーズンです。寂しいけど嬉しい巣立ちの時です。教師にとって感動のひとときです。あれだけ大変だった子の「先生ありがとう」の一言で全部許してしまう自分がいます。あの涙は一生の宝物です。
Posted by naka602 at 21:47
| TrackBack (0)
|
TrackBack |
この記事へトラックバックするには、このURLをお使いください: |