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2018年9月25日 |
藪さんの言う通り |
元タイガースのエースであった藪さんがこんなことを書いていました。 その通り!その通り! その通りです。 金本阪神はなぜ優勝を逃したのか。藪恵壹が指摘する「開幕2戦目の謎」。 タイガースは19日のヤクルト戦に敗れて、優勝の可能性が完全に消滅しました。今季は監督やチームのスタッフはもちろん、多くの関係者、そしてファンが優勝を期待していて、それができる戦力であると確信していたと思うのですが、ふたを開けてみれば、金本阪神の過去3年で最も苦しんでいる状況です。 勝負事に「たら」「れば」は禁物です。まだ、クライマックスシリーズに向けた戦いもあります。日本一の可能性だってあるのです。ただ、やはり、今シーズンを振り返ってみて、なぜ優勝できなかったのかを考えた時、私には1つ印象に残っていることがあります。 あれは3月31日、開幕第2戦のことでした。 スターティングメンバーを見て、「おやっ」と思いました。前日の開幕戦、巨人のエース菅野智之から5点を奪って最高の勝ち方をしたにもかかわらず、打線の1、2番を変えたからです。 開幕戦はオープン戦で1度も試していなかった1番・高山俊、2番・鳥谷敬というオーダーでした。「ああ、いろいろ試行錯誤したけど、今シーズンはこれでいこうと首脳陣が腹をくくったんだな」と思いました。 ところが一夜明けると、1番・俊介、2番・上本博紀となっていました。相手の先発投手が左の田口麗斗だったということがあるのでしょう。それでも、まだ2戦目だというのに、打線の看板でもある1、2番を変えるということに違和感を感じました。 ベンチと選手の距離感。 5月初めにこのコラムでも触れましたが、タイガースのベンチと選手の間に漂う空気、監督やコーチに「こうしたい」という確固たるものはあるのに実際にプレーする選手がいまいち乗っていけないという雰囲気は、開幕2戦目の1、2番変更に象徴されているのではないかという気がしました。 もっと言えば、鳥谷の処遇がその最たるものではないか、ということです。 5月末、鳥谷の連続試合出場記録が1939試合でストップした後、あるメディアに本人のこういうコメントが載っていました。 「開幕2戦目で先発を外れた時、自分の中で、もう連続試合出場は終わったんだと考えた。ケガとか疲れとか、そういう理由がなくスタメンで出られなくなったということだから」 もちろん首脳陣には、鳥谷を毎試合スタメンで使わないと判断した根拠があると思います。鳥谷もそれはプロとして当然、あり得ることだと思っているでしょう。 ただ、選手に持っている力を発揮させる、持っている以上の力を出させるのか、それを半減させてしまうのかは起用法次第という側面もあると思うのです。 鳥谷にとって球団新記録となる2011試合出場の日、首脳陣は代打でバントを命じました。1点リードの9回無死一塁、バントでもおかしくない場面ですし、これはあくまで外から見ている者の見解ですが、あのシーンを見て、もう両者の関係は修復不可能なのではないか、という雰囲気を感じました。 戦力がありながらそれを使い切れなかった印象は、こういうところからきているのではないでしょうか。球団として検証の必要がある。 俳優の渡辺謙さんが、作品において演者というのは、プロデュースする人間、ストーリーを書く人間によって左右される。つまり、それだけ起用する側の影響というのは大きいのだ、と。そういう趣旨のことを言っていたのを読んだことがあります。 タイガースの場合、あの開幕第2戦から、プレーする側とさせる側のボタンの掛け違いが始まっていたのではないかと想像してしまいます。 まだ最後まで順位はわからないでしょう。戦いは続きます。それでも「なぜ、優勝できなかったのか」ということは、球団として検証していくべきではないか、と思います。 (「プロ野球PRESS」藪恵壹 = 文) |
今、阪神タイガースは、クライマックス出場に向けて頑張っていますが、私はあまり気が乗りません。というか今シーズンはもういい、もう終わりと思っています。こんな形でクライマックスに出ても応援したくないですね。金本監督の鳥谷に対する処遇にホンマ腹が立っています。昨日の試合の鳥谷の使い方もなんやねん!なんでやねん!正直、昨日も負けたらええねんと思ってしまいました。
Posted by naka602 at 10:15
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