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2018年11月4日
天国のおばあちゃんが喜んでいる
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もうすぐ母が住んでいた家(私も昔一緒に住んでいた家)ともお別れです。たくさんの荷物や家具を処分し、家も売却します。もう誰も住んでいないのでしかたがないのですが、やはり寂しいものです。

今日は娘に荷物の片づけを手伝ってもらっていたのですが、
「この帽子、もらっていいかな?」
と言うので、
「ええよもちろん」
すると娘は、おばあちゃんがよく被っていたベレー帽をちょこんと被り、
そのままで片づけを続けていました。

帰りの電車の中で
あらためて娘をよく見ると
帽子がよく似合っているではありませんか。
とっても素敵なベレー帽です。
「このベレー帽はメーカーもんでいいんだよ。若い子も被っているよ。
 おばあちゃんはセンスがよかったからね」
と、娘はおばあちゃんのセンスの良さをほめてくれるのです。
そうなんです、おばあちゃんは90歳を越えて入院するまで
いつも素敵な服を着ていたし、帽子もいつも被っていました。

家に帰ってみると娘は
なんともう一つ帽子も持ってかえっていました。
そして洋服も・・・そして皮の財布も・・・
「この財布は柔らかくて使いやすいよ」
ってうれしそうに自分の古い財布から入れ替えていました。


おばあちゃんは
娘のことをいつもいつもほめてくれていました
小さい時から大きくなってもいつもいつもです。
「おばあちゃんだけや、私のことをこんなにほめてくれるのは・・」

そうやっていつもいつもかわいがっていた孫が今
自分の帽子を被り、自分の服を着て、財布を使ってくれているのを
母は、天国から目を細めながらみていることでしょう。


「ありがとう真悠子」
我が娘は優しい子です本当に。


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Posted by naka602 at 23:35 | TrackBack (0)
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