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2019年5月9日 |
大津の園児2名死亡事故 |
今から33年前のことです。私が名塩小に勤めていた時です。 学校の前の国道176号線は交通量も多くそれも大型車がよく通るので とても危ない道路でした。地元も学校も「歩道橋」の設置をお願いして いましたが、いっこうに進んでいませんでした。 そして死亡事故が起きました。名塩小の4年生の男子が大型トラックに ひかれて亡くなりました。大型トラックの信号無視でした。 学校の門を出たすぐの横断歩道での事故です。 私もすぐに現場にかけつけましたが即死でした。悲惨な状況を目の当たり にしました。私はその子の妹を担任していましたので、家への連絡は 私がしましたし、病院から遺体が家に帰ってきた時も現場にいました。 今でも思い出すと涙があふれるし、怒りで肩が震えます。 その死亡事故のあとに歩道橋が出来ました。 「遅いんじゃ!」 今回の事故後の滋賀県道路課のコメントにも腹が立ちました。 ガードレールが設置されていなかった理由をこう言ったのです。 「歩道の幅は4mと広く、縁石もあった。今回の場所は通学路でもなく、 設置の要望や問題がないとされる場所では事前の対策を講じること自体が 難しい」 「なんやて〜、おまえそこちゃんと見てるんか! 縁石があれば暴走車は防げるのか!馬鹿かおまえは!」 と暴言を吐きたくなります。 前に明石市長が暴言で辞職しましたが、あの暴言は、死亡事故のあった 交差点の用地買収をサボっていた役人に浴びせたものです。私は明石市長の 暴言の気持ちがよくわかります。「人の命がかかってるねん!」 テレビ映像で大津の現場を見ましたが、あのカーブの歩道は危ないです。 地元の人も「ここはよく事故がある」と話していました。 だからこそ保育園の先生は、歩道の後ろに並ばせていたのです。 少しでも安全にと先生は引率していたのです。 それに比べて、滋賀県道路課の鈍感さに怒りがこみ上がります。 「おまえら責任を感じろよ!」 こんなこともありました。 私がかつて地元の子ども会の会長をしていた時のことです。 子どもたちが学校に通う交差点の歩道に、ガードレールがなく もしここに車が突っ込んできたら死亡事故になると思い、 地元の市会議員に訴えると、すぐにガードレールが設置されました。 でも裏がありました。 学校は以前からずっと役所に設置をお願いしていたそうです。 でもいっこうに設置されなかったのです。 それが、私(子ども会会長)が市会議員(議長経験者)に言うと 「鶴の一声」で設置されたのです。 「なんじゃこれ!」ですよね。 大津もきっとそうなると思います。 知事か市長の一言で設置されるでしょうね。 でも「遅いんじゃ!」と言いたいですね。 道路課長がしっかり判断しておれば、とうに設置できていたはずです。 役所は数年で異動があるから、なかなか踏み込まない課長がいますからね。 他人事なんですよ。「しっかり責任もって仕事せえよ!」 新聞記者も、保育園の園長にいろいろ質問するより、 役所の姿勢についてもっと質問すべきでしょう。 「新聞記者もしっかりせえよ!」 怒りと暴言の仲島でした。 |
大津市で痛ましい事故が起こりました。保育園の園児2名が犠牲になりました。もちろん事故を起こしたドライバーが悪いのですが、もし役所が動いていれば防げた事故だと私は思っています。きっとこのあと、あの場所にはガードレールが設置されると思います。「人が死なないと設置しないのか!」と私は怒るのです。
Posted by naka602 at 21:34
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