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2019年12月23日
素敵な伊江島の時間
12月19日〜21日2泊3日で沖縄県の離島・伊江島に行ってきました。あの美ら海水族館から真正面に見える島で、真ん中に「とんがり山」があるのですぐにわかります。
8月の日本PTA大会(伊丹市)で、伊江島からたった一人で参加されたNさんから「ぜひ伊江島に来てほしい」と依頼を受け、沖縄講演53回目で初めて伊江島に渡ることになりました。

19日午前11時15分、那覇空港に着いた私は、NさんとKさん(教育委員会)の
お迎えをうけました。朝に伊江島を出て4時間近くかかって空港まで来て
くださったのです。
※実はいつもお世話になっている神谷さんのお迎えもうけました。神谷さんは
伊江島のお迎えがあることも知っていながら「仲島先生、お帰りなさい」とだけ
言いに来てくれたのです。「ようこそ」ではなく「お帰りなさい」です(笑)

NさんとKさんと道中楽しく喋りながら本部港15時のフェリーに乗りました。
フェリーでは、なんと特別に少しだけ操舵室の見学もさせていただきました。
船長とNさんは知り合いです。最近の船は凄いです。ハイテクです。

その道中、Nさんは電話をして誰かにいろいろ指示をされていました。
「何分経ったら火をとめて、それからこうして・・・」と。
あとでわかりましたが、この電話は懇親会の調理の指示でした。
講演会は19時〜 懇親会は21時〜 です。
私の懇親会のための調理をお昼過ぎからしていたのです。

16時半にホテルに到着です。
「こころハウス」というコンテナを並べたような小さなホテルで、
民家が並んでいる中にあるので、民家に泊まっているような感覚にな
りました。快適ですし、受付のおばさんも沖縄言葉で優しくて説明して
くれました。3日目の朝にはすっかり親しくなって「帰りのフェリーで
食べなさいね〜」ってピーナッツもいただきました。

講演会は19時からでしたが、村の人や先生方がぞくぞくと集まってきました。
一番前に座ったお母さんが高校生の民泊の話をしてくれました。その隣りは
兵庫県出身のお母さんです。講演前にすっかり仲よしです。
沖縄の言葉「イチャリバチョーデー(一度会ったら皆兄弟)」
講演が始まると、私の大阪弁トークに驚きつつみなさん、関西の笑いに
ノッてくれました。そして泣いておられました。
そして懇親会は同じ会場の1階です。お昼から支度してあった料理に舌鼓を
打ちました。Nさんは元調理人です。お店で食べるような料理ばかりでした。

そうそう、懇親会は私が会場に入る前にはもう始まっていました(笑)
沖縄では結婚式でも会場に入った時から「練習」ということで飲み始めます。
主役の登場の前に、皆出来上がっているのです。これが沖縄流です(笑)
伊江島には2つの小学校がありますが、明日は西小学校で子どもたちに講演
です。それを聞いた伊江小学校の先生は「西小はいいな」と羨ましく思って
いたようです。伊江小は明日はマラソン大会が入っていたのです。
これが伏線でした。

懇親会のあとはもちろん二次会(笑)
ここでまたまたびっくりすることがありました。
東京から伊江島に仕事で来ていた人が「そんな講演があるなら」と言って
ついでに私の講演も聞いてくれたのですが、その人の誕生日が私と一日違い
だったのですが、もっとびっくりしたのは、その人の奥様の生年月日が私と
全く一緒だったのです。1956年6月2日カリフォルニア生まれのアメリカ人。
えっアメリカ人?国際結婚されたそうです。翌日、記念撮影をしました。


2日目の朝は雨でした。
伊江小の校長先生から突然電話がかかりました。
「雨でマラソン大会は延期です。急ですがうちでも講演頼めますか?」
「もちろんOKです。喜んで行かせていただきます」
ということで、朝、決定しました。伊江小1年〜6年の講演。
しばらくすると西小学校からも連絡が入ります。
「5年6年の予定でしたが、3年4年も一緒にいいですか?」
「もちろんOKです」
当日の朝、2校とも変更です(笑)でも私は嬉しかったです。

伊江小の講演会では、全校生(100人)が島出身の歌手anlyさんの
「笑顔」という素敵な歌を合唱して、私を迎えてくれました。
急な講演会だったのに、そんな準備をして待っていてくれたのです。
ホンマ嬉しかったです。私の話もよ〜くきいてくれました。

講演が終わったあと、あるお母さんがそばに来てくれました。
「この『あんこもち』は今朝作りました。賞味期限は今日までです」
※伊江島特産「あんこもち」は大人気で午前中で売り切れます。
「先生、今日中に食べてね」と渡された「あんこもち」は30個です
(一人では食べられへんよ(笑))
そのあと、また一人のお母さんが「これはうちで作った塩です」と
伊江島産の塩をくださいました。
これぞ離島!って感じですね〜。感動です。
Nさんも「これは伊江島産のラム酒だから」ってくださいました。
実は他にも色々いただき、お土産がいっぱいになりました。

伊江小学校のあと、西小学校へ移動途中に、Kさんと一緒にあの
とんがり山、正式名「城(グスク)山」通称タッチューに登りました。
急な道をスーツで登りました(靴はスニーカー)
めちゃくちゃ景色がよかったです。


午後の西小学校では、講演の前に6年生と一緒に給食を食べました。
献立は「ジューシー(沖縄の炊き込みごはん)」めちゃ美味しい。
一緒の机にいた体の大きな女の子が、とても優しくしてくれました。
牛乳パックの後始末も食器の片付けも手伝ってくれました。
あとで聞いてびっくりです。この子は、相撲の沖縄チャンピオンだった
のです。強いだけじゃなく、ホンマ優しいええ子やなと感動しました。
西小学校では、終わったあとに子どもたちと記念写真を撮りました。
子どもたちに囲まれた自分はまるで先生みたい(元先生や!)で
幸せな気持ちになりました。(今年の年賀状の写真はこれに決定)

夕方はなんと伊江ビーチで「ビーチパーティー」です。
雨でしたが、屋根の下で「ビーチパーティー」です(笑)
バーベキューです。伊江牛も美味しかったです。
沖縄では「ビーチパーティー」は当たり前なのです(笑)

そして二次会。ビーチから街へ移動です。
ここでまた急きょ決まったことがありました(笑)
昨日の講演会で一番前に座っていたお母さん(民泊の話をした人)が
二次会に参加してくださったのですが、何の話からそうなったかは
わからないのですが、飲みながら
「そうや、明日の朝のラジオに、先生に出てもらったらどう?」
という声にそのお母さんは「じゃそうしましょう。先生いいかな?」
と、とんとん拍子で話はまとまり、明日の朝の「ラジオ沖縄」の「親子
テレビ」というコーナーに生出演することが決定しました。
このお母さんは、実はラジオ沖縄の元アナウンサーで、
今はパーソナリティとして毎週伊江島から生中継しているのです。
そのコーナーにNさんと一緒に生出演が決まったのです。

翌朝は8時に「こころハウス」に集合の予定でしたが、
7時に食堂に行くと、Nさんはもう来ていました。
夜中2時半まで飲んでたのに6時には来ていたのです。
(家に帰っていないのでは?(笑))
そして7時に私と一緒にハウスで朝食をいただきました。
(そんなことも出来る自由なハウスです)

8時前には、Kさん(教育委員会)もアッキーナ(お母さん)も来て、
簡単な打合せ(ホンマ簡単)で、8時35分〜50分生出演本番でした。
ラジオ沖縄は沖縄全土に流れています。
兵庫・西宮の柏崎さんは「radiko」を使って私の放送を聴いてくれたそうです。
アッキーナの沖縄弁と仲島の大阪弁のやりとりが面白かったそうです(笑)

そして伊江港10時発のフェリーに乗り、
濃い濃い伊江島の素敵な時間が終わりました。

NさんKさんをはじめ、たくさんの島の人の優しさに触れたこの2泊3日は
一生忘れることのできない幸せな時間でした。
またいつか伊江島に戻ってきたい、そう強く思いました。



Posted by naka602 at 16:13 | TrackBack (0)
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