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2019年12月14日
リニューアル
「師走」の通り、あっという間に時が過ぎている気がきます。11月下旬より毎週泊まりの仕事が続いていました。鳥取県琴浦町、茨城県下妻市、島根県雲南市、愛媛県八幡浜市と続き、次はいよいよ最終の沖縄遠征3泊4日です(仕事ですよ)

そんな中、昨日は関西学院大学教育学部の自由講座「未来塾」でした。
テーマは「保護者対応」です。
マスコミ報道や大学の授業の影響で、学生は保護者を怖いと感じているようです。
私も「保護者対応」の講演は10年ほど前からよくするようになりましたし、
それを求められるようになりました。
関学教育学部での特別講義も昨年に続き、2度目になります。
本当は「保護者対応」でなく「保護者連携」なのです。
モンスターはいるにはいますが、ごくわずかです。ほとんどの保護者は
協力的です。怖がる必要はありません。大丈夫です。
教師と保護者は子育てのパートナーです。
そんな保護者とどうやってつながっていくかが私の話です。

そんな「保護者連携」の講演を何度もしているので、私の中には
ちゃんと原稿が出来ており、毎回少し修正しながら講演を続けてきました。
なので、今回の講演もそんな感じでいこうと考えていました。
そうなんです、わりと軽く考えていたのです。

今回の「保護者対応」講座は3週にわたって行われました。
なかなか面白い企画です。
第1週が「弁護士からみた保護者対応」弁護士さんが講師です。
第2週が「PTAからみた保護者対応」PTAのお母さんが講師です。
第3週が「教師からみた保護者対応」仲島が講師です。

第2週のPTAのお母さんの講義を聴いて私の心は大きく揺れました。
小学校、中学校、高校とずっとPTAに関わってこられた池田知子さんが、
学生のために一生懸命に話されているのです。資料もたくさんあり、
わかりやすく充実した内容に私は感動してしまいました。
本当に失礼な言い方なのですが「素人のお母さんがここまで」と驚いたのです。
あとで聞くと「初めての講演」なので「半年前」から準備をし、練習をして
きたとおっしゃるのです。これまたびっくりです。
私は恥ずかしくなりました。何度も講演をしてきたので、すっかり慣れて
今回も「いままで通り」と適当に考えていた自分を猛省しました。

10年間(正確には11年間)続けてきた「保護者対応」の原稿を全面的に
見直しました。どう話したらもっと心に響くだろうか、考え直しました。
時間をかけて練り直しました。練習もしました。そして本番を迎えました。

時間の配分がうまくいくか不安でしたし、手元の原稿を何度も見ながら
の80分になりました。少しぎこちなかったかもしれませんが、私としては
満足できた講演になりました。未来塾の先生からも
「先生の気持ちがすごく伝わってきました」「精魂こもっていましたね」
と声をかけてもらえましたし、何より学生たちがとてもいい顔で帰って
いったのがとても嬉しかったのです。

「マンネリ」「惰性」「慢心」「油断」「不誠実」・・・
長くやっているとどうしてもこんなふうになってきます。
そんな私に「素敵なお手本」を見せてくれた池田さんに感謝です。


かつて元気塾でいつも若い先生に言ってました。
「従来通り」「昨年通り」はアカン。
「前より少しでもいいもの」をせなあかん。

今、自分に言い聞かせています。



Posted by naka602 at 16:55 | TrackBack (0)
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