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2020年7月17日 |
青春とはなんだ(懐かしのテレビタイトル) |
3年前に「還暦野球を始めました」と書きましたが、最近この話題には全く触れていなかったので「もうやめたのかな」と思われていたかもしれませんね(笑)実は続けているのです、細々とですが・・・。 昨年は肩を壊して、ほとんど練習が出来なかったのですが、今年は肩も よくなり、練習に参加していました。特に2月3月はコロナで仕事がなく なったので毎回練習に参加していました。4月5月はその練習も 非常事態宣言で出来なくなりましたが、6月から再開しました。 還暦野球3年目のシーズンですが、相変わらずチーム40人の中では一番 下手な私です。新しく入ってきたメンバーもすべて私より上手なので、 最下位は私の定位置です(笑) 運動神経は抜群と思っていた私も専門外の野球では、野球部出身者には 敵いません。ボールの回転や肩の強さ、打撃フォームのすべてが違うのです。 私の専門であるバスケットで考えると、私がバスケット素人に負けるはずは ないのと同じです。歳はとっても昔取った杵柄は凄いのです。 かつてはクラスで一番運動が出来て目立っていた自分が、今はチームで一番 下手で目立っているのです。これは「屈辱」と思う人もいるでしょうが、 私は歳をとったせいか「まあいいや」と思っているのです。 昔、部活の中で、到底試合には出られない下手な奴が、それでも頑張って練習 している姿に「ようやるな」と感心していたことがありました。完全に上から 目線の私でした。 今、私は「そんな奴」を目指しています(笑) コロナでステイホーム中も、夕方武庫川に行って、走ったり、素振りをしたり 壁打ちをしていました。ちょっとだけですが頑張っていました(自分で言うか) 6月から練習が再開し、1カ月たったある日の紅白戦のことです。 監督が先発メンバーを読み上げます。「7番セカンド仲島」 えっ?なんて言った? 私はもう一度聞き直しました。すると監督は「7番セカンド仲島!」 え〜〜〜〜なんで? そんなん出来ないよ〜 え〜 先発に選ばれて嬉しい、とんでもない、とにかく不安の一言です。 案の定、凡フライを落球するというエラーをしてしまいました。 その上、転倒して腕に擦り傷を負いました。あ〜情けない。 その夜は夢にまで出てくるのですエラーが・・・。落ち込みました。 でもよくよく考えると「こんなもん」です(笑) みんなと同じようなプレーはまだまだ出来なくて当たり前ですわ(笑) 私がそんなに上手くなったら、みんな困るやんって(笑) あの東井義雄先生が話された「ビリの役割」です。 一昨日の練習後のことです。 自転車で帰っていると前を走る先輩4人がお好み焼き屋さんに入るのです。 「仲島くん、時間はあるか?お好みとビールどうや?」 と声をかけてもらったので、ちょっと迷いつつも私も入りました。 甲子園に出た人、サードの守備がうまい人、キャプテン、そして監督です。 そんな凄い先輩たちの中で小さくなりながら食べていました。 すると急に監督がこんなことをボソッと言ったのです。 「この前の紅白戦、なんでお前を先発にしたかわかるか? おまえはいつも一生懸命にやっているやろ。そんな姿を見たら 出したくなるねん。今日も最後、2回も走ったやろ」 そんな言葉に驚きながら「ありがとうございます」とだけ返事をしました。 店にいる時はなんともなかったのですが、 帰り道、一人で自転車を漕ぎながら 不覚にも涙が溢れてきたのです。 えっなんで涙が・・・・? 64歳、青春真っ只中(笑) ということで、今も元気に還暦野球に参加している私です。 |
Posted by naka602 at 07:33
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