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2021年1月9日
監督の声と指示
前回のブログ「監督の声」の文を修正しました。すでに読んだ人も、もう一度読んでみてください。さあどの個所を修正したでしょうか?(笑)
修正したのは、クレームが入ったからではありません(笑)自分でひっかかっていたことを修正しただけです。この方がいいなと思って・・・。
ブログは時々こうやって修正しています(笑)

でも体育科教育の巻末エッセイのように、一旦出版社に出してしまった原稿は
修正出来ないので、提出には慎重になります。たとえ原稿が出来てもすぐには
提出しません。特に夜に出来上がった原稿は、最低でも一晩寝かせます。
そして一旦提出してしまったら、もう振り返りません。発売まで1カ月間、
原稿のことは考えないので、時々何を書いたか忘れることもあります(笑)
そして発売された時「あ〜こんなふうに書いていたんや」と思い出すのです。


さて前置きが長くなりました。 いつものことですが(笑)

前回の「監督の声」については、実は30数年前にこんなことが
あったのです。それがすごく頭に残っていたのです。

関西学生アメリカンフットボールの試合でのことです。
名門同士のライバル対決でしたが、A大学のクオーターバック(QB)が
試合後に話した言葉です。
「自分はハドル(フィールド上での選手同士作戦タイム40秒)の時、
必ずベンチの方を向いて、監督の指示を見ているのに、B大学のQBは
ベンチを見ずに自分で判断し決めている。自分もあんなQBになりたい」

試合は自分で判断したQBのB大学が勝ちました。


前々回(2015年)のラグビーワールドカップで日本代表は、
世界一強い南アフリカ戦での最後のプレーは、監督の指示を聞かずに選手
同士が判断し、ペナルティーキックではなくトライを狙いにいったのです。
そして奇跡の逆転勝利を呼び込んだのです。

監督の声と指示はとても大事だし、それでこれまで成長してきたのでしょう。
でも監督が目指している最終目標は「自分で判断し行動できる人間」になる
ことだと思います。
教師の役目も同じです。

でも
選手に任せる、子どもに任せるには、
その選手がその子が、成熟していることが必要であり、最低条件だ。
だからそれまでは声も出すし、指示もしないといけない。
と思っている指導者もいると思います。

でも私はあえて言いたのです。

「未熟だからこそ、任せてみる」

私はそう思うのです。




Posted by naka602 at 11:42 | TrackBack (0)
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