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2021年3月4日 |
報道の仕方を考えてほしい |
先日、文科省から昨年度の「わいせつ行為やセクハラ」で懲戒処分を受けた教員の数が発表されました。昨年度は過去2番目に多い273人だったと。そのうち児童生徒に対するわいせつ行為で処分されたのが126人だったと。 これは絶対に許されない行為で、本当に腹が立ちます。 そして今国会ではわいせつ行為で懲戒処分を受けた教員が二度と現場に 復帰出来ないようにする法案が検討されています。当然だと思います。 ただね、ニュースやワイドショーでは、このニュースをどんなふうに報道して いるかと言うと、 「とんでもない教師が多い」「学校は安心できない」「教師の質が下がった」 などと何度も言うし、わいせつ事案を「また起きた」「また起きた」と あたかも今の学校では日常的に起こっているかのような報道をしています。 こんな報道をされると、現場の教師はホンマ辛いです。 ほとんどの教師は真面目で一生懸命にやっているのに、こんな報道で 真面目な先生たちも変な目で見られたり、学校のイメージが凄く悪く なっています。少なくとも私の教師生活の中で出会ったきた教師には そんなわいせつ教師は1人もいませんでした。 文科省の統計によると、公立の小中高特支の教員数は、約90万人です。 今回のわいせつ行為で処罰されたのは126人。 割合でいうと、0.00014% です。 つまり教員の99.99986% はそうではないのです。 この数値は氷山の一角で、本当はもっと多いのかもしれませんが、 それでも1桁変わるくらいではないでしょうか。 1桁変わっても99.999%です。 私は教師をかばうわけではないのですが、こんな一部の酷い教師のために 真面目で一生懸命な先生が風評被害をこうむるのは納得できないのです。 そんな煽るような報道はしないでほしいのです。 わいせつ行為に対する報道はも、もちろんしてもらわないとダメです。 でも同時に素敵な教育実践をしている教師の報道もしてほしいのです。 ワイドショーでも、スキャンダラスな報道はしますが、真面目な教師の ことは、ほぼしてくれませんからね。 酷い教師も確かにいるのですが、いい教師も山ほどいることをわかって ほしいのです。 ほとんどの先生たちは、日々必死で頑張っています。 |
Posted by naka602 at 14:24
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